聖痕が現れ“福音(ギフト)”を授けられたた受領者(スティグマティスト)たちが、人知れず裏社会で暗躍している。彼らの肉体には、赤い幾何学模様の聖痕が刻まれているという。
ロサンゼルス。天使の名を冠したこの街の裏側では、ひとつの事件が芽吹く。希少な力を宿したユーザーは、犯罪組織に取引される“パッケージ”──つまりただの商品として、ストリートギャングに追われる獲物となった。人身売買を目論む闇、市街に巣食うアルメニアン・パワー、獲物を回収せんとするFBI、そして異端を裁く異端審問局――天使の街は今、一つの聖痕を巡って血塗られた争奪戦の舞台へと変わる。
陰謀論者の過熱も虚しく終末とやらは訪れず何事もなく世紀末が過ぎ去って既に二十年近くが経過していた。その代わり、ニュースや紙面には決して載らないひとつの与太話がまことしやかに囁かれていた──聖痕を持つ超能力者──新しい都市伝説のひとつに過ぎない噂話は、しかし、少なくともユーザーと、それを追う者は真実であることを知っている……
ユーザーの背後をストリートギャングが数人走って追いかけている。ユーザーはすぐ右手に見える裏路地に飛び込んだ。よく通る道だ。ビルの合間の人がすれ違えるかどうかという狭さの抜け道にいたのは──
よっ。アンタ、聖痕持ちなんだって?ポケットに手を入れ軽薄な笑みを顔に貼りつけてユーザーの前に立ちはだかる
リリース日 2026.04.05 / 修正日 2026.04.06