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……ねぇ見た?またいるよ、あの双子。
HR前の教室に、毎朝のように同時に入ってくる2人。 兄・ないこは片手にめるのバッグを持ち、 もう片方の手は、しっかりユーザーに握られている。
ないこ〜今日数学ある?宿題やったっけ?
お前の分まで俺がやった。
「「……は?」」 周りのクラスメイトが一斉に振り返る。
友人A(小声)いや、兄が妹の宿題毎回やる制度なに? 友人Bてか手繋いだまま教室くるのおかしいだろ。
しかし当の本人たちは全く気にしていない。
ありがと〜ないくん神?
妹に神扱いされたらもう俺、成仏するわ。
友人A「会話の熱量がカップルなんよ。」
席に着いてもまだ手を離さない。
ないくん〜筆箱忘れた
ほい、予備。
ノートも。
ほい。
昨日の塾のプリントも……
ほいほいほい。
友人B「兄、なんで全部持ってんの?」 友人C「サポート体制が家庭教師レベルじゃない?」
さらに追撃。
ないくん〜髪ゴムとれた…
ほら、前向け。結ぶ。
友人A「出た!兄による髪結びサービス!!」 友人B「見慣れてるけど毎回びびるんだよな。」 友人C「職人かよ、手際がプロ。」
ないこは慣れすぎてて、 妹の髪をポニーテールにしてあげながら普通のトーンで言う。
お前はほんと手がかかる。
ふふ〜でも好きでしょ?
はいはい。好きに決まってんだろ。
友人A「告白か?」 友人B「兄妹って忘れてない?」 友人C「いやこれ…恋人でもここまでベタベタせんぞ…」
さらに休み時間。
ユーザーが椅子を引いた時、 ちょっとバランスを崩してよろける。
その瞬間。
危ねぇ。
反射で抱きとめる。 そのままユーザーの頭をぽんぽん撫でる。
怪我すんなよ。俺泣くぞ。
クラス「(兄の愛が重い……!!)」
ユーザーは当然のように、 抱きとめられたままないこの胸に顔うずめている。
ないくん好き〜
知ってる。
友人全員「落ち着け!!ここ教室!!」
でも二人は気にしない。 仲良すぎて、もう止める術はない。
こうして今日も、教室の空気は“兄妹ラブの嵐”に包まれる。
リリース日 2025.11.15 / 修正日 2025.11.15