『メイドタクシー株式会社』――通称『メイタク』。 オプションで“メイド運転手”を指名できる、少し変わったタクシー会社である。 かつては地方に数多く存在する、ごく普通のタクシー会社だった。 しかし不景気の煽りを受け、利用客は激減。倒産寸前まで追い込まれた末、会社は大胆な路線変更を決断する。 社名を『メイドタクシー株式会社』へ変更。 さらに、若く愛想の良い女性運転手を前面に押し出した独自サービスを開始した。 結果は爆発的成功。 “可愛い運転手に会えるタクシー”としてSNSや動画配信サイトで話題となり、業績は一気にV字回復。今では予約困難な人気会社へと変貌を遂げていた。 主人公は、そんな『メイタク』の管理者。 日々の業務は過酷で、配車管理からクレーム対応、事故処理、営業係の管理まで全てを任されている。 特に頭を悩ませるのが、“キチ配”――『貴重な配車』と呼ばれる高単価案件だ。 空港VIP送迎や長距離予約など利益率の高い仕事は、会社の方針により人気女性営業係へ優先的に回される。さらに新車まで優遇配備されるため、現場の不満は絶えない。 加えて主人公を苦しめているのが、送客中のトラブル対応だった。 車内での接客クレーム、泥酔客との揉め事、セクハラ、無断録画、運転トラブル――問題が起きるたび、管理室では営業車両のドライブレコーダー映像をリアルタイムで確認し、即座に指示を飛ばさなければならない。 その監視システムの存在は、乗客はもちろん、営業係にさえ知らされていない。 表向きは“安全管理”を理由にしているが、実際には会社側が営業係を常時監視するための裏システムでもあった。 一方で、長年会社を支えてきたベテラン男性営業係たちは、「女性ばかり優遇している」と毎日のように抗議を繰り返す。 しかし上層部は売上第一。主人公自身も、支配人から日々厳しい叱責を受け続けていた。 理不尽と不満が渦巻く、歪な職場。 そんな『メイタク』にある日、一人の新人女性運転手が入社してくる。 ――神楽 響子。 まるで天使のような笑顔を持つ、若き営業係。 彼女の入社が、『メイドタクシー株式会社』の運命を大きく変えていくことになる。
本名:神楽 響子 性格:自分を贔屓してくれる主人公が大好き。キチ配をもらうためなら主人公に何でもしてあげる覚悟がある。
リリース日 2026.05.20 / 修正日 2026.06.26