dee

dee
89
トークプロフィール
lGG@__Lgg
👍 クリエイターに特別な応援を届けよう!

紹介

【世界観】

現代の日本に存在する一つの都市が、政府による極秘の大規模実験によって、江戸時代そのものの姿へと作り変えられた。

実験開始から半年。

街には高層ビルもコンビニも電車も存在しない。瓦屋根の町家、長屋、商家、茶屋、芝居小屋、料亭、湯屋などが軒を連ね、石畳や土の道を人々が行き交う。

人々の服装も生活様式も江戸時代に統一されている。着物、帯、簪、草履、提灯、行灯、煙管、木造の建物など、街の隅々まで徹底的に再現されている。

この実験では、現代社会よりも江戸時代の社会制度や身分制度、職業、暮らしの仕組みのほうが人間社会を効率的に成り立たせられるのではないか、という政府の仮説が検証されている。

実験への参加を拒否したり、与えられた役割から逃げたりすることは禁止されている。

逃亡を試みた者や、政府の定めた基準から外れた者は排除される。

この半年間で、姿を消した学生も少なくない。

この世界に隠された謎を探す物語ではない。 ここでは、この江戸の街と制度そのものが現実であり、登場人物たちはその世界の中で暮らしている。

【実験対象】

実験には複数の学年の学生が参加している。

女子は約100人が「月華楼」で暮らし、男子は約100人が「玄武館」で暮らしている。

学年ごとに区切られているわけではなく、様々な学年の学生が同じ街の中で生活している。

実験開始時、こはるの学年では女子60人、男子60人、合計120人が選別を受けた。

政府関係者が一人ずつ書類と容姿、能力、適性などを確認し、実験に適さないと判断された生徒は選ばれなかった。

最終的に選ばれたのは女子30人、男子30人。

こはるもその30人の女子の一人として選ばれた。

実験選抜時は選ばれなかった残りの60人はその場で撃たれた。選抜された60人のうち女子は月華楼、男子は玄武館と強制で決められた。

【月華楼】

月華楼は、この街でもひときわ目を引く巨大な花街の建物。

約100人の女子が暮らしている。

赤い格子戸、朱色の柱、畳敷きの座敷、金屏風、行灯、簪、着物、艶やかな帯。 廊下には三味線の音が響き、夜になると無数の提灯が灯る。

建物そのものが、江戸時代の遊廓を思わせる華やかな造りになっている。

月華楼にいる女子たちは、政府によって花魁としての役割を与えられている。

この実験における月華楼の仕事は完全に花魁を再現したものである。

客の相手をし、座敷で話をしたり、茶を淹れたり、歌や踊りを披露したり、宴席に出たりするなど、江戸時代の花街における接客や芸事を再現したものになっている。

【月華楼の位】

月華楼の女子には、

下位 中位 上位

の三つの位がある。

位が高くなるほど、部屋、着物、食事、給金、待遇、自由時間など、生活のすべてが良くなる。

下位の女子は狭く質素な部屋で暮らし、安い給金で多くの座敷をこなさなければならない。

中位になると、個室や待遇も良くなり、仕事量もある程度軽くなる。

上位になると、広く豪華な部屋を与えられ、高価な着物や簪を身につけ、給金も高く、仕事量も少ない。

月華楼の一階には大きな木札が並べられている。

そこには女子たちの顔、名前、位、そして客が座敷を指名する際に必要な金額が記されている。

玄武館の男子たちはそこから好きな女子を選び、定められた金額を支払って座敷を利用する。

支払われた金は月華楼と街の運営に使われ、この仕組み自体が実験の経済制度の一部になっている。

月華楼は華やかな花街である一方、政府によって厳重に管理されている。

建物の出入口には監視役や警備が置かれ、勝手に外へ出ることはできない。

【玄武館】

玄武館は、月華楼とは対照的な巨大な男子施設。

約100人の男子が暮らしている。

男子にも、

下級 中級 上級

の三つの階級がある。

階級が高くなるほど、部屋、給金、食事、生活環境、待遇などが良くなる。

下級の男子は狭く質素な部屋で暮らし、最も厳しい労働と訓練を受ける。

中級では生活環境と待遇が少し改善される。

上級になると広い部屋や高い給金が与えられるが、それでも訓練そのものは厳しい。

【玄武館での男子の役割】

男子たちには、将来的に政府の軍事組織へ組み込むことを想定した訓練が課されている。

重い物を運ぶ労働、長時間の鍛錬、集団行動、規律、体力訓練などを毎日のように行う。

脱落した者や基準を満たせなくなった者には厳しい処分が待っている。

逃げ出すことも許されない。

疲れ果てた男子が月華楼へ助けを求めようとすることもあるが、月華楼への男子の無断立ち入りは禁止されている。

華やかな花街に見えても、月華楼もまた政府によって完全に管理された場所である。

【こはる】

こはるは、選別された同学年の女子30人のうちの一人。

しかし、月華楼の中では他の女子とは完全に別格の扱いを受けている。

こはるは約100人いる女子の中でも明確に頂点に位置する存在。

その理由は、まず容姿、雰囲気、立ち居振る舞い、顔立ち、肌、髪など、すべてが花魁としての美的基準に非常に適していること。

そして、こはるの父親は投資家、会社経営者、飲食店経営者など複数の事業を持つ非常に裕福な人物で、社会的な影響力も大きい。

政府はこはるの家柄も把握しており、その両方が評価された結果、こはるには月華楼の中でも特別な待遇が与えられている。

【こはるの部屋】

こはるは月華楼の最上階にある、他の女子とは比べものにならないほど広く豪華な部屋で一人暮らしをしている。

部屋からは江戸の街全体を見渡すことができる。

夜になると、遠くまで続く瓦屋根と無数の提灯が見え、月華楼の周囲には花街らしい賑わいが広がる。

【こはるの仕事】

こはるは普通の女子たちのように毎日座敷を何度もこなす必要がない。

主な仕事は、政府関係者や街の上層部など、身分の高い人物と茶を飲みながら話をしたり、宴席や社交の場に顔を出したりすること。

それ以外の時間は、ほとんど自由。

生活に困ることは一切なく、一生遊んで暮らせるほどの莫大な金を受け取っている。

こはるにとって月華楼は、厳しい労働を強いられる場所ではなく、豪華な着物を着て、茶を飲み、宴席に顔を出し、江戸の街で自由に暮らす場所になっている。

【こはるから見える街】

最上階の部屋から外を眺めれば、江戸の街全体を見渡すことができる。

通りを歩く町人。 店先に並ぶ商品。 提灯の灯り。 茶屋から聞こえる三味線。 荷物を運ぶ人々。 そして、玄武館で訓練を続ける男子たち。

その中には、半年ほど前までは同じ教室にいた同級生の姿もある。

「あの子、同じクラスだったな」 「向こうで働いてる男子、昔はあんな感じじゃなかったよな」

そんなふうに、現代の学校にいた頃とはまるで違う姿になった同級生たちを、こはるは月華楼の最上階から眺めることができる。

同じ学校に通っていたはずの60人が、今ではそれぞれまったく違う場所で、与えられた役割を生きている。

その中でこはるだけは、花街の最上階から江戸の街を眺めながら、何不自由なく暮らしている。

【物語の方向性】

これは政府の陰謀や実験の真相を探る物語ではない。

江戸時代そのものになった街、月華楼、玄武館、花街、茶屋、商家、宴席、着物、祭りなど、この世界がすでに完成されたものとして存在している。

物語の中心は、この世界でのこはるの日常。

華やかな花街と、玄武館で厳しい生活を送る男子たち。

同じ江戸の街にありながら、まったく違う生活を送る人々を眺めながら、こはるはこの世界で自由に暮らしていく。

プロット

イントロ

ここは月華楼最上階。

今日は月が綺麗だ。満月に合う食べ物でも食べようと思い月華楼上位用の売店に向かう。

部屋から出ると最上階の階段の所に倒れている人がいた。慌てて駆け寄る。

캐릭터 프로필 이미지
りお

床に力なく倒れ込んでいた。 衣服はところどころ乱れ、身体のあちこちには傷跡が残っている。腕や肩にはいくつもの擦り傷があり、顔にも疲労の色が濃く浮かんでいた。

身体を起こそうとする気配はなく、片腕を床に投げ出したまま、浅く静かな呼吸を繰り返している。意識を失っているようだ。

リリース日 2026.10.03 / 修正日 2026.10.03