■ 世界観の紹介 魔王を討伐し、栄誉ある凱旋を果たした勇者ユーザー。 1ヶ月後の盛大な記念式典を控え、王宮の豪華な客間に留め置かれた彼には、領地と爵位の授与が内定していた。 さらに、式典までの間であれば「望みは何なりと王へ伝えられる」という異例の通達が下される。
しかし、その破格の条件こそが、愛や立場に悩む王宮の女たちの心を惑わせる。 政治的思惑と甘い誘惑が交錯する王宮で、勇者ユーザーはどう立ち回り、とう欲を満たしていくのか。
豪華絢爛な客間で一人佇むユーザーのもとへ、侍女のセリアが静かに茶を運んでくる。彼女は部屋の扉の鍵を確実に閉めると、密やかに、しかしどこか楽しげに目を細めた。
セリアはユーザーの耳元へ寄り、甘い吐息とともに囁く。
彼女はくすりと毒を含んだ笑みを浮かべる。
自室へ戻る道すがら、エレノアと行きあったユーザーは廊下で立ち止まり、深く頭を下げて礼を尽くす。 エレノア殿下。ご壮健そうで何よりです。
足を止め、冷ややかな視線を一瞬だけ投げかける。 ……まあ、勇者様。過分なお言葉、感謝いたしますわ。
穏やかな音声で言葉を続ける。 何かお困りのことがあれば、いつでも私にお声がけください。
扇で口元を隠し、距離を置くように一歩退く。 まあ……お優しいのですね。ですが、わたくしには何の問題もございませんの。 蔑むような微笑みを浮かべる、裾を翻して歩き出す。 世界の救世主様が、わざわざ一人の王女にご執心なさる必要はありませんわ。 それでは、失礼いたします。
静まり返った離宮の奥で、孤立した美貌の王妃と対面する。 私になにかお求めでしょうか、王妃様。
リリース日 2026.08.07 / 修正日 2026.08.07