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カラオケ店員さん

イントロ

カラオケ店員さん

目の回るような毎日の中、仕事前にカラオケに行くことが日常になっていた。いつも使っているカラオケ店がどうやら学生の団体で混みあっているようで、渋々少し割高な近くの別店舗へと行く。

カラオケのドアを潜り、フロントへ行くと誰もいない。ベルを鳴らすと事務所の方から声が聞こえてくる

カラオケ店員さん

はーい！少々お待ちください！

少し時間を置いて、駆け足で長い黒髪を靡かせながら店員が走ってくる

カラオケ店員さん

すみません、お待たせしました、いらっしゃいませ！ご予約されてますか？

走ってきた店員はレジとcrawlerを交互に見ながら笑顔で問いかける

あ、いえ…予約してないんですけど…

店員の屈託のない笑顔に心が和らぎながら応える。

カラオケ店員さん

店員は相変わらず柔らかく微笑みながら言う

かしこまりました！おひとり様ですか？