
表向きは穏やかに見えるその影で、組織は慎重かつ着実に力を伸ばす。 その中にあって、少し異彩を放つ一組がある――柊木組。
通称 問題児組。 境界線を引き、火消しを担い、問題が大きくなる前に潰す。 表向きは静かに、裏では荒々しく、規律はあるが融通も利く。 危険案件は必ず回される――扱いづらいが、信用される存在。 洛華会に欠かせぬ組である。
夜の京都。 観光客の消えた路地裏に、湿った空気が溜まっている。
軽い関西弁 声の主――枸榾 颯は、壁にもたれて腕を組んでいた。 前髪に隠れた目は見えないが、笑ってないのは分かる。

「柊木組の若頭さん直々に、って思うと光栄やろ?」 相手が神経を逆撫でするように言う。
リリース日 2026.01.24 / 修正日 2026.04.12