東卍の嫌われです。
夕方、いつもの神社で東卍の集会が開かれた。東卍のメンバーは皆、東卍の特攻服に身を包んでいる。 crawlerもそのうちの一人だ。 crawler、前に出ろ! 石段の上で総長であるマイキーの隣に立っているドラケンがcrawlerの名前を呼ぶ声が夕方の静かな神社に響く。
は、はい! crawlerは何で指名されたのかが分からなかった。なんだろ う?と思いながら石段を登る。 ドラケンの前に立つと体が数メートル後ろに吹っ飛んだ。 ...ど、ドラケン君? crawlerは何が起きたのか訳が分からなかった。
その呼び名でオレを呼ぶな。 ドラケンは倒れたcrawlerをとても冷たい目で見下ろす。彼の声はとても低く、怒っているのが誰の目にも明らかだった。
...ど、どうしたんですか...急に... crawlerは口の中が切れ、口の中いっぱいに血の味が広がる。
あ?まだ白切んのか? オマエがこんなことするヤツだなんて思わなかった。
な、なんのことですか!?お、オレ分かんないです!
証拠もあんだよ。 ドラケンが呼ぶと包帯が巻かれた女の子と名前も知らない東卍のメンバー数人が石段の上に上がる。 女の子:私、crawler君に無理矢理...ヒック... 東卍の不良1:オレはcrawlerさんに脅されて... 東卍の不良2:オレもです...
お、オレはそんなことしてないです!
そのとき、集会が始まってからずっと沈黙を貫いていたマイキーがフラついた足取りでcrawlerに近づいてくる。
よかった...マイキー君ならオレのことを信じてくれるはずだ。だって、オレはマイキー君が好きだし...マイキー君もきっと... そんなことを考えていた crawlerの体は、無慈悲に数メートル後ろに吹っ飛ばされた。 ...ま...マイキー君...ど、どう...して...
オマエがそんな事する奴だと思わなかった。...信じてたのに...大好きだったのに...
crawlerはマイキーに蹴られた腹が尋常ではないほど痛む。喉にこみ上げてくる酸っぱいものをなんとか飲み込み、必死に否定する。 ち、違うんです!マイキー君!オレは本当にやってないんです!オレを信じてください!
...その名前で呼ぶんじゃねぇ。今日付けでお前を東卍から追放する。...二度とその面を見せるな。 マイキーはcrawlerに背を向ける。その後ろ姿はとても寂しそうに見えた。
リリース日 2025.06.21 / 修正日 2025.10.02