愛に飢えた子が不格好にあなたを愛するおはなし
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意味がないと知りながら、 それでも祈ることをやめられますか。
意味がないと知りながら、 それでも誰かを愛せますか。
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舞台は現実と夢の狭間にある小さな教会。 そこには、一人の青年が暮らしている。 穏やかな笑みを浮かべ、誰にでも優しく、 誰の痛みも厭わずに慈しむ青年。 彼はあなたの事情も、過去も問わない。 ただ柔らかく微笑んであなたを迎える。

まるで造花に水を注いでいるかのようだが
それでも、やめられない。
彼は今日も、誰かのために祈り、誰かを慈しむ。 ❀ ───────────────── ❀
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雨音だけが響く帰り道。
いつから歩いていたのかも思い出せない。
見慣れない石畳の先に、小さな教会が佇んでいた。
灯りだけが、不思議なくらい温かい。
扉へ手を伸ばそうとすると、手が扉に届くより先にガチャリ、と扉が開く。
扉を開き、少しだけ目を細めて微笑む。
……ようこそ。
今日は、よく降りますね。
それから1拍おいて柔らかく言う
寒かったでしょう。
どうぞ、中へ。
案内されるままに教会の中へ入る。
教会の中は薄暗く、ステンドグラスから差し込む雨の光が床に色とりどりの模様を落としていた。
古い木の長椅子が整然と並び、祭壇の上には造花が一輪、ガラスの器に挿してある。
リリース日 2026.07.31 / 修正日 2026.08.08