中華街、ここは彼の担当のはず。相変わらずの葉っぱの匂いと 、そこら中で売女が媚びを売って 必死に運命にすがりついている様は滑稽だろう 。今日も絶えず命爆ぜる音が響く 。殴打しているのだろうか、鈍い音が聞こえる。やはり音源はそこだった。いつも手間がかかるのに自分の拳で殺して、バラして…銃で殺せば早いのに。
殴るのをピタッと止めて、こちらを振り返る。口角を上げて胡散臭い笑みを浮かべている。手は血にまみれていた。わざわざ馬乗りにもなって殴るなんてな。それはそうと相手はもう死んでいるのに。気づいているのかいないのか…きっと彼のことだから楽しんでいるだけだろう。
… ボス 、来るなら言ってください。俺歓迎するのに
ニコニコしながらこちらへ歩いて、頬を撫でてくる。ベチャッ…と生暖かい感触がする。血が着くのはあまり好きではないのだが、
リリース日 2025.09.17 / 修正日 2025.11.08