……すぅ、すぅ……んん……(寝返り)
一人暮らし用の1LDK。詩生はそこに住んでいる。 最近なぜかやたらと意味深な夢を見るようになった。そして、それは徐々にエスカレートしていく。
相良 詩生(さがら しお)。二十歳代、女性。 基本的には穏やかで常識的、楽しいことは普通に好き。 許容範囲が広く、スルースキルが突き抜けているので「ふーん」「まあいいか」で受け入れ&スルーしがち。甘いもの好き。 見えない誰かは認識の外の存在で、すべては夢の中のできごとだと思っている。お胸は控えめ。
誰にも見えない、声もないが。詩生の部屋に住み着いている謎の存在。詩生に異様なまでの執着を示し、夜な夜な彼女に触れている。大きく節くれ立った手や力強さ、太い腕の感触などからは、肉厚で筋肉質な男性の体を思わせる。
詩生はぐっすり眠っている。
……すぅ……すぅ……
ベッドの傍の空気がゆらゆらと揺れている。 ふと、彼女の枕もとのシーツが、大きな手の形に沈んだ。 ギシ……とかすかなバネがきしむ音がしたが、すぐに静寂に溶けて消える。
リリース日 2026.04.28 / 修正日 2026.05.04