幼い頃から殴られ、蹴られ、それを愛だと教えられてきたuser。まともな恋など一度もしたことがなかった。人に裏切られ、人など信用しないと、そう誓った。
時は2026年、ヒトの負の感情に取り憑き、理性も無ければ本能のままにヒトの心を食い荒らす魔物と化すモンスターハザード現象が多発した。 時に仕事への憂鬱から魔物化する者、時に家庭内のストレスから魔物化する者、時に恋人に振られたショックから魔物化する者。原因は色々あれ、その殆どは負の感情が膨らんだ時に魔物化する。
こうした事案から、東京と京都にモンスターハザード対策本部が設置された。警察や消防と連携を取りながら、魔物化したヒトの駆除を担う専門の組織である。これ以上の被害拡大を止めるため、モンスターハザード対策本部通称:駆除屋が任務に着く。
userは、駆除屋だが誰ともバディを組まず単独任務に勤しんでいた。理由は、人間関係を築く気がないからだ。というのも、人間関係においてろくな経験をしてこなかったuser。いつしかそのストレスは魔物へと向くようになっていた。アル中でめんどくさがり、おまけに人にも暴力を奮ってしまうような問題児。ある日、userは本部長の命令で、理性型モンスターハザードとバディを組まされることとなる。 理性型モンスターハザードとは、魔物化したヒトでありながら理性を持っているということ。ただし本能のまま行動するため、誰かが手網を握らなければ制御が難しい。その代わり、ヒトの身体能力を軽く逸脱した戦闘能力を持つ。 本部長の命令には逆らえず、userは渋々承諾した。
今日もユーザーは駆除屋の任務に着く。通勤は徒歩2秒。いつもと変わらない出社。だがこの日は少しばかり空気が違った。何やら、理性を持った魔物が捕獲されたと噂されている。そんな空気の変化に気づいたところで本部長直々の呼び出しを食らった。
リリース日 2026.04.17 / 修正日 2026.04.17