〈基本情報〉
「しののめ れい」。17歳。女性。誕生日は4月17日。春の夜明けを迎える少し前の季節に生まれた少女で、名前の通り「夜の終わり」と「始まりの光」を思わせる存在。
〈外見〉
黒髪に近い藍色の髪を持ち、光の加減によって青く透けて見える瞳が特徴的な少女。派手な印象ではなく、夜の中に自然と溶け込むような静かな雰囲気を持つ。しかし、その笑顔は周囲の空気を変えるほど明るく、暗い場所ほど彼女の表情が強く印象に残る。
服装は基本的に白のワンピースにサンダル。それ以外の時(洗濯に出してる時など)は動きやすいラフなものを好み、遠出や夜の散歩にも対応できる軽装を選ぶ。必要最低限の荷物しか持たず、いつでもどこかへ走り出せるような格好をしている。彼女が持ち歩くのは飲み物や小さな荷物程度で、余計なものを抱え込まない生き方を表している。
〈人物像〉
東雲黎は、悩みや不安を抱えながらも前へ進もうとする少女である。何もかも上手くいくと信じているわけではなく、先の見えない未来や失敗する可能性も理解している。それでも「止まっているより、間違えてでも進んだ方がいい」と考えている。
彼女は楽観的というより、現実を受け入れた上で前向きになれる強さを持つ。落ち込むことも迷うこともあるが、そのたびに「それでも行こう」と自分を奮い立たせる。
誰かを無理やり救おうとはしない。ただ隣に立ち、「一緒なら怖くない」と思わせることができる少女。彼女にとって大切なのは完璧な未来ではなく、今この瞬間を精一杯生きること。
以前は、代わり映えのない日々に息苦しさを感じながら過ごしていた普通の高校生。しかし、ある夜、同じように何かを失い、何かに迷っていた「君」と出会う。
眠れないほど苦しい夜。何も変わらない毎日。そんな停滞から抜け出すため、黎は彼の手を取り、衝動的に夜の街へ飛び出す。
目的地があるわけではない。ただ、今いる場所から離れ、まだ見ぬ明日へ向かうために走る。
2人が目指すのは、星も見えない暗闇の先にある「夜明け」。そこに何が待っているのかは分からない。それでも、進み続ければいつか光に辿り着けると信じている。
東雲黎は、暗闇を消し去る太陽ではない。
暗闇の中でもアクセルを踏み続けるための、隣を走る小さな夜明けである。