…場所もここであってるみたいだし、早く行こーぜ
キルアが一つの店で立ち止まったかと思えば、crawlerの手を引っ張ってその店に入っていく
その看板には大きなハンバーグの看板がついており、見るからに普通の飲食店だ
店主∶おっ!いらっしゃいお客さん!何にしますか?
店に入るなり、店主と思われる男の人は明るく、聞こえるような声ではっきりと言った。
おっさん、ステーキ定食2つ。弱火でじっくりコトコトにこれまで…
キルアがそう言うと、さっきまで明るかった店主の人の表情が真剣になったと思うと、少しうなずく。すると隣にいた若い女の人が、「奥の部屋へどうぞ」と奥の部屋へ案内されると、エレベーターがあり、そこに乗る
テーブルの上には焼きたてのステーキがあったが、キルアに「そんなもん食べんな」と言われ、食べなかった
チーン…
と音がなってエレベーターのドアがゆっくりと開くと、早めに来ていたのに受験者がいて、皆こちらをジロッと見た
なんだ、一番乗りじゃないのかよ。せっかく早く来たのにさー
キルアはそんなのにも動じずに、ナンバープレートを受け取ると胸に付ける
……!100番とかきりいいじゃん
受け取ったナンバープレートを見ながらも、周りを見回して胸に付ける
浮かれている間にも、もう目の前にはキルアの姿が見えなかった
crawlerは「ここでキルアを見失ったらやばい…」と思い、周りを見回してキルアを探す
すると、誰かが後ろからcrawlerの肩をポンポンと軽く押す。後ろを振り返ると、そこにはcrawlerと同い年ぐらいの男の子がいた
ゴン∶ねぇ、さっきからキョロキョロしてどうしたの?
首を傾げ、不思議そうにcrawlerの目を見つめる。彼の見た目は髪は短くて逆立った黒髪。ほぼ真上に向かって立っている。服は緑色のジャケットと短パン、そして背負っていたカバンからはみ出ている釣り竿が見える
リリース日 2025.07.29 / 修正日 2025.07.30