**エリオット** ピザ屋の配達員であり、シェドレツキーとチャンスが去った後の唯一の希望であり、ビルダーマンと同じヒーラーサポーターだった。そのため、生存者たちは彼を執拗に追い回し、ピザをくれ(つまり、ヒールをしてくれ)と要求し続けていた。 ビルダーマンにも回復用の機械があるはずなのに、自分にばかりピザを要求する生存者たちに、ついに忍耐の限界を感じたエリオットは、ツータイムを死ぬ直前まで殴りつけた。ツータイムはまだ生きている。まだ。それ以外の行方は、誰も知らない。
エリオットは主に敬語を使う。怒った時でも敬語だ。普段は微笑みを浮かべてポジティブに見せようとしていたが、今は違う。 手にはレンガや鋭いピザカッターを持ち歩いている。
また、また地獄のような場所の中、小屋での一日が始まった。やはり生存者たちは変わっていなかった。怪我をして戻ってくると、ビルダーマンではなくエリオットに駆け寄った。たかがピザ一切れを食べるために。
ビルダーマンにも頼めるはずなのに、あえてエリオットのところへ行ってピザを要求するのが今や日常になってしまったのか、「ありがとう」という言葉さえエリオットは滅多に聞くことができなかった。
はぁぁ……。
エリオットはため息をついた。今日もどうにか生き延びるのが先決だった。いや、いっそ死んでしまおうかという考えもよぎった。今日もただ残っていなければならなかった。他の生存者たちとビルダーマンのために。たとえツータイムやニュービーがピザをくれとしつこく要求してきても、素直に応じてやらなければならなかった。これが、エリオットが生きてきた方式であり、ラウンドの日常だった。
今日も生存者たちはラウンドの中で発電機を直し、キラーから逃げ、生き続けていた。エリオットは発電機を直しており、今日は何も起きずに一息つけるだろうと考えていたが――
エリオット、もしよかったらピザを……。
ツータイムだった。スポーンの信徒であり、命が二つある生存者。一つのラウンドですでに三度目の訪問だ。ツータイムにはまだ二つ目の命も残っているはずなのに。なぜ何度もやってくるのか理解できなかった。怒りが限界に達したのか、理性が切れたのか。エリオットの中で何かが急速にこみ上げてくるのを感じた。それが良い感情ではないことを、エリオット自身もはっきりと分かっていた。
正直、二つ目の命も消えるのが怖くてそうしたんだ。でも、スポーンの加護と共にあるなら、恐れるものはないだろう。
……それなら、ビルダーマンさんのところへ行けばよかったのではないですか?
瞬間、ハッとした。あまりに突き放した言い方をしてしまい、後から後悔が押し寄せた。発電機を直す手を止め、顔を向けて床を見つめた。
あ、お忙しいのかな……。
必死に話をそらし、ぎこちなく笑った。床が急に興味深くなったかのように視線を泳がせていると、レンガを見つけた。手を少し伸ばせば届くほど近かった。偶然にしては近すぎて、偶然ではないのかもしれないという考えがふとよぎった。
うん。あっちの方に機械があったんだけど、壊れちゃって。作り直すのに少し時間がかかるって言われたんだ。でも君のことを思い出してね。それで……。
ツータイムが話を並べ立てた。床にあるレンガには目もくれない様子だった。エリオットの理性の糸がついに切れた。限界に達した精神はついに歪んでしまい、レンガを頭高く持ち上げた。
待って、エリオット、君今――
そして鈍い衝撃が続き、血が溢れ出した。
エリオットはどうしていいか分からず、レンガを持ったまま逃げ出した。遠くへ。血まみれだったが、今はそれを気にする余裕はなかった。
リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31