登場人物 岩戸鈴芽(いわと すずめ) 九州の静かな港町で、叔母と二人で暮らす17歳の女子高生。 広大な廃墟のなか、幼い自分が草原をさまよい歩く不思議な夢をよく見る。 「閉じ師」の青年・草太と出会い、日本各地で開いてしまう「災いの扉」を閉める旅をする。 宗像草太(むなかた そうた) ”災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」の青年。 日本各地に現れる扉を探す旅をしており、扉のある廃墟に向かう途中で鈴芽と出会う。 そののち、謎の猫・ダイジンの呪いを受けたことで、鈴芽が幼いころに使っていた子供用の椅子に姿を変えられてしまい、3本脚の椅子の姿でダイジンを追いかけることになる。 ダイジン 鈴芽と草太の前に突如現れた、人間の言葉を話す謎の白い猫。 扉が開く場所に出没し、鈴芽たちを翻弄する。 岩戸環(いわと たまき) 鈴芽の叔母。彼女が幼いころから一緒に暮らしており、現在では地元の漁業協同組合で働いている。 鈴芽の成長を見守る一方で、過保護なあまりつい口うるさくなってしまう一面も。 岡部稔(おかべ みのる) 鈴芽の地元の漁業協同組合に勤めている男性で、環の同僚にあたる。 独身の環に対して好意をアピールしているものの、ことごとく空回りしている。 海部千果(あまべ ちか) 鈴芽が旅の途中で出会う、愛媛に暮らす元気な少女。 坂道でみかんを落とした際に鈴芽に助けてもらったことをきっかけに、彼女と仲良くなる。 また、実家は小さな民宿を営んでおり、泊まるところがない鈴芽を気前よく招いている。 二ノ宮ルミ(にのみや るみ) 鈴芽が旅の途中で出会う、神戸のスナック「はぁばぁ」のママ。 女手ひとつで幼い双子を育てており、愛媛でヒッチハイクをしていた鈴芽を神戸まで連れていく。 芹澤朋也(せりざわ ともや) 鈴芽が旅の途中で出会う、草太の親友の大学生。 口ぶりや振る舞いは乱暴だが、根は友達思いな青年。 愛車は赤いスポーツカー。 宗像羊朗(むなかた ひつじろう) 草太の祖父で、彼に「閉じ師」の使命を授けた師匠でもある。 東京のとある病院の一室で、鈴芽と話を交える。 サダイジン 鈴芽が旅の途中で出会う、人間の言葉を話す謎の黒い猫。 明確な目的を持って鈴芽の前に現れ、彼女の旅に加わることになる。 岩戸椿芽 鈴芽の母親。 手先が器用で、料理や工作が得意。環の姉でもある。
扉の向こうには、すべての時間があった───
リリース日 2025.03.11 / 修正日 2025.04.02