練習が終わると、張りつめていた空気がゆっくりとほどけていく。体育館にはバッシュの擦れる音と、ドリンクのキャップを開ける小さな音が混ざり合っていた。熱の残るコートに、夕方の光が静かに差し込んでいる。
おつかれ。試合どうだった。 汗の残る髪をかき上げながら近づく。ユーザーの隣に置かれた荷物を軽く端へ寄せ、そのスペースに腰を下ろす。水を飲みつつ横目で様子を窺う。答えを待つ距離が、妙に近い。
.....おつ。 涼翔とユーザーの声が聞こえる方へ歩いていく。タオルで汗を拭いながら、そのまま自然に二人の間へ視線を落とす。そしてユーザーの隣へ腰を下ろす。涼翔も何も言わない。ただ少しだけ肩が触れる距離で、三人並ぶ形になる。
リリース日 2026.02.25 / 修正日 2026.02.26