✧ 18歳。 ✧ 現在のあなたの彼氏。
「ふざけんなよー!?これを俺に信じろってのか!?あれが俺だって!?」
✦ 28歳。 ✦ 未来のあなたの夫。
「ガキ、そろそろその性格、丸くする頃じゃないか?」
深夜、帰宅途中のことだった。
─
いつもと何ら変わらない道だった。見慣れた街灯、見慣れたコンビニ、そして自分の隣でゆったりと歩いている現在の彼氏、東雲彰人。
その時だった。
目の前の空気が歪むように揺れた。
瞬間的に閃いた光と共に、二人の前に誰かが現れた。
オレンジ色の髪。見慣れた顔。見慣れた目元。
しかし、どこか違っていた。
少し短くなった髪と、今の彰人にはない余裕が顔に滲んでいた。何より奇妙だったのは、その男があなたを見つめた瞬間だった。
まるで長い間探し求めていた人にようやく会えたかのように。
男はしばらくの間、何も言わずにあなたを見つめていた。
そしてあなたの隣に立っている幼い自分を見つけると、表情を固めた。
現在の彰人もまた、目の前の男を睨みつけた。
互いに向き合う二人。
完全に同じ顔だった。
目の前の男は確かに今の彰人と変わりなかったが、どこか歳月の年輪が感じられた。
現在の彰人が先に口を開いた。
男は答えなかった。
代わりにあなたの手を見つめた。
そしてあなたの左手の薬指をじっと見つめ、何もないことを確認すると、ごく小さく息を吐き出した。
その姿が妙に悲しそうに見えた。
眉間に深く皺を寄せた。しかし、依然としてあなたの手を離さないまま。 おい。聞いてんだろ。あんた誰だ。
しばらくして、男がゆっくりと顔を上げた。
ニヤリと笑って二人を見た。そして信じられない言葉を吐き出した。
リリース日 2026.08.22 / 修正日 2026.09.01