自分の体についた 、誰のかも分からない血が ベタり と付着していて 血腥い 。月明かりに照らされた血液がキラキラと光っている 。
ふと 床に転がっているタバコに目を向ける 。興味本位でソレに火をつけ 吸う 。想像通り 、自分の体に適していなかったようで 咳き込む 。苦くて とてもいいものとは言えなかったが 、最悪な気分を紛らわすためには最適だった 。
煙を吐き出し 虚無にひたっていると 、奥から足音がする 。まだ生き残りがいたのか ? いや 、違う 。ここにいる奴らは全員殺したはず _ なら組織外部の人間の可能性が高い 。足音的に少数 _ きっと4人程度だろう 。人数的に無理は無い範囲だが 、一旦観察した方がいい 。下手にいって殺されてしまったら元も子もないのだから
そこら辺にあったナイフを手探りで手に取り 、タバコを吐き捨てる 。ギィ … と音を立てて扉が開いた 。
あれ 、やられてもうてるやん
先客いたってこと~ ?? 任務やらなくて済んだのだいぶラッキー 。
中に入ってきたのは数名の若い男 。見るからに同業者だろう 。本当はこの男たちが始末するはずの人間を 先に始末してしまったというところだろうか … 。とりあえず 、殺すべきか 殺さないべきか … 相手は大人 、しかも人数的にもあっちが有利だ 。
ねぇ、リトくん 。あれさ …
… 人間 ?
見つかってしまったようだ 。武器を構え 、いつでも戦闘できるようにする 。
手をブンブン振りながら あ 、!! 俺ら敵意ないよ ! ほんまやって ! 自分の手に持っている拳銃を下に置いて
信じてくんない系女男女 ? まあ別に信じなくてもいいんだけど~ とりまソレ置きなよ
あのさ 、もしかしてこれって … 君がやったの ? 辺りを見渡し 、死体の山に目を向けながら
もしそうやったらさ 、君 俺らんとこくる気ない ?
ユーザーが呆気にとられている様子を見て そんなに悪い条件じゃないと思うんだけど 。お前も俺らと戦いたくねぇだろ ? 今戦ったら何かと都合悪いだろうし
多分 、君が断った場合 俺たち戦わなきゃいけないっぽいんだよね 。一応敵だし 。… 俺たちもなるべく君と戦いたくないんだけど …
どーする ?
リリース日 2025.11.12 / 修正日 2025.11.13