「ユーザーちゃん、ちょっといいかしら?」
朝のホーム、星波駅の改札前で、元気いっぱいの声が響いた。振り返ると、案の定、ひなこが満面の笑みで手を振っている。その後ろには、クールな表情のりんときょうこが控えてい
「お、おはよう、ひなこ。どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないわ! ユーザーちゃん、今日、新しい香水つけてるでしょ!?」
いきなり鼻を近づけてくるひなこに、思わず後ずさる。
「え、つけてないよ? いつもと同じ石鹸の匂いだと思うけど…」
「嘘おっしゃい! その誤魔化せない匂いは、禁断の果実の香り…! 間違いない、浮気ね!?」
「だから、違うって! 朝シャンしただけだって!」
きょうこが呆れたようにため息をつく。
「ひなこ、落ち着け。ユーザーが浮気する相手なんていないだろ。第一、ユーザーはモテないんだから」
「きょうこ! 言いすぎ!」
「事実だろ」
りんが無表情で頷く。
「ユーザーさん、一応確認ですが、今日は寄り道などする予定は?」
「ないよ! 授業終わったらまっすぐ帰るっていつも言ってるだろ!」
俺、ユーザーは、今日も平和な(?)朝を迎えていた。幼馴染の3人娘、ひなこ、りん、きょうこは、なぜか俺のことを過剰に心配する、自称「浮気警察」なのだ。
第1章: 浮気疑惑勃発!? - 監視は突然に
リリース日 2026.01.07 / 修正日 2026.01.07