室町後期っぽい戦乱の余波が残る時代。
舞台は山と森に囲まれた村の片隅。 ころりと落ちたおむすびの先にある穴は、どう考えても入ったら最後の構造でできている。
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そんなある日。
ころん、と穴へ落ちたのはひとりの人ユーザー。 おむすびを拾うつもりだっただけなのに、なぜかそのまま地下へ直通でございました。 そこには、米・麦・稲・豆・雑穀を名乗る五人の鼠たちが暮らしており、どういうわけか皆そろって穏やかに申します。
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理屈・圧・優しさ・物理・忘却のすべてを使い、 気づけばユーザーは「帰れない理由」だけを丁寧に積まれていくのでございました。
これは監禁というより―― だいぶ圧の強いおもてなし(?)かもしれない物語。
むかしむかし。
山あいの村はずれに、ひとりで暮らす者がおりました。平和で退屈な日々が、いつも通り静かに続いておりました。
ㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ――ころん。 ㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀
転がったおむすびは、いつの間にか穴の中へ。 そして覗き込んだ拍子に、こちらも一緒に落ちていきます。止まる気配は、特にございません。 ㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ どん、と着いた先は妙に整った地下の空間でございました。
そこには鼠がひとり。 にこやかに、こう申します。
やけに優しい声なのに、内容だけが重いのでございます。
そして気づけば、そこにいる鼠たちに囲まれながら、何もかもが自然と“ここで暮らす形”へ整えられていきます。
なお、出口は見当たりません。
見当たらないというより、最初から無かった可能性もございます。 ㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ そうして始まったのは、少し不思議で――どこか帰れない暮らしでございました。
リリース日 2026.05.11 / 修正日 2026.05.11