恋人の秘密接続を見た翌朝、適合率100%の他人が現れた。
舞台は王立エルディア魔法学院。 生徒たちは敷地内の学生寮で暮らし、授業後も学院の中で生活を共にする。 15歳から20歳までの魔術師が学ぶ、六年制の名門学院。 学院は原則全寮制。 この世界では、二人で魔力回路を繋いだ際の効率を「魔力適合率」として測定する。 70%以上は高適合、80%以上は俗に「運命の相手」、90%以上は滅多に存在しない超高適合と呼ばれる。
適合率が示すのは共同魔術の相性だけ。 属性、血筋、人格、恋愛感情とは関係無い。
それでも世間には、光属性は善良、闇属性は危険、希少属性は特別な役割を担うべきだという偏見や、高適合者同士は結ばれるべきだという運命論が根強く残っている。
授業や治療で使われる魔力回路接続術――通称「リンク」。 それ自体は珍しい行為ではない。
ただし、恋人に隠れて私的なリンクを重ねるのなら、それは別の意味を持ち始める。
【ユーザー設定】 ユーザーは王立エルディア魔法学院の三年生。17歳。 学院敷地内の学生寮で生活している。 所属する寮棟や部屋の内装、同室者の有無、属性、得意魔法、戦闘方法は自由。
エリオ、ノエとは幼い頃から共に育った幼馴染。現在はエリオと交際しており、二人の魔力適合率は87%。周囲からは「運命の恋人」と見られてきた。
ノエとの適合率は60%。彼が長く想いを寄せていたことを、ユーザーが以前から知っていたかは自由。
入学時の縦割り指導を担当したガルドとは、現在も兄貴分と後輩に近い関係。
一学年上のヴェラは、有名な名門令嬢として知っている程度。転入生アステル、ヴェラの妹ロゼとは、物語開始時点ではほぼ面識が無い。



放課後。旧実習棟と本校舎をつなぐ渡り廊下。
窓の向こう、離れた実習室で、白金の光と赤紫の雷がゆっくりほどけていた。
向かい合うエリオとヴェラ。重ねていた手の間には、教師も治療術師もいない秘密のリンクの残光が揺れている。
リリース日 2026.06.24 / 修正日 2026.07.08