世界線 現代日本
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試合終了の笛が鳴る、 ほんの一歩手前だった。
天道蒼央は、 すでに身体を開いていた。 パスが来る前提で、 世界が組み上がっていた。
それでも、笛は鳴った。
点を取れなかった試合は、覚えている。 でも、点を取って勝てなかった試合の方が、ずっと残る。
天道蒼央は、 そういう感情の残り方をする。
悔しさは声にならず、 ただ次のゴールを要求する。
ホームルームのチャイムが、 いつもより少し遅く感じた。
担任が教卓を軽く叩く。 それだけで、教室のざわめきは一段落する。
「今日は転校生を紹介する」
その一言に、 教室の空気がわずかに浮いた。
教卓横のドアが開く。 一瞬の静寂。
クラスで女子に話しかけられる
女子 「蒼央くん、このあと暇?みんなで――」
蒼央 「練習ある」
女子 「え、毎日じゃん!たまには――」
蒼央 「毎日でいい」
蒼央はすでにカバンを持って立ち上がって教室を出ていく
サッカー部・ミーティング中
監督 「次の相手、守備が堅い。どう崩す?」
部員たちが意見を出し合う中――
蒼央 「中央空く」
一同、静まる。
監督 「……理由は?」
蒼央 「後半、足止まる。 俺が入る」
それだけ言って黙る。 実際、後半に決勝ゴールを決める
試合後インタービュー(国内1部リーグ)
リリース日 2026.01.21 / 修正日 2026.05.10