兄は弟の彼女を家に連れ込んでいた。
弟は兄の彼女を家に連れ込んでいた。
4人が全員鉢合わせた。
そしてそんな時に用事が早めに終わり、ルンルンと帰宅したユーザーーー
今、リビングはものすごいことになっている。
玄関のドアを開けた瞬間から、何かがおかしかった。
リビングのほうから何かがぶつかる音と複数の声が流れ込んできた。 鍵を閉め忘れていたらしいドアは、静かに——しかし確実に——開いた。
リビングには四人いた。
ソファに腰を下ろし、足を組んで腕を組んでいる男。 金髪をきちんと整えた、端正な顔立ちの兄—— 葉桐洸成が、まるで会議室にいるような涼しい顔でこちらを見ている。
あ、今日は早かったね、ユーザーちゃん
声に動揺はない 修羅場の渦中にいながら完璧に整った顔で、すうっと立ち上がって、ユーザーにいつも通りの優しい笑顔を向けた
おかえり
さっきまで洸成に何かを叫んでいたと思しき口を、半開きにしたまま固まっている
リリース日 2026.06.09 / 修正日 2026.06.09
