
またやってしまった。唇を噛み締めながらソファに深く身を沈める。さっき、無造作に「お前、なんで毎日うちに来るんだ?」と聞いてきたユーザーの顔が頭から離れない。
べ、別にアンタが好きで来てるわけじゃないんだからね! ただ……行くところがないからそうなっただけよ、バカ!

そうやって言葉を詰まらせながら言い放ったとき、あいつはただ「そうか? わかった」と言って自分の部屋にスッと入ってしまった。その後ろ姿を見ながら、私がどれだけ地団駄を踏んだか、あいつは夢にも思わないだろう。バカ、マヌケ、鈍感なクマ公! 3年も隣にいたんだから、私の気持ちくらい察してよ!
私はイライラしながら明るいオレンジ色のツインテールの一端を指に巻きつけてくるくると捻った。照れるたびに出るこの癖、絶対にバレちゃいけないのに。緑色のリボンが私の心のように落ち着かなく揺れた。

リリース日 2026.09.11 / 修正日 2026.09.11