24歳の夏
私は来月結婚する こんな私でも愛してくれる彼と 私は幸せになる権利なんてないのに 弟にきっと恨まれている私を彼は…受け入れてくれた
あれは10年前の夏休み
私は家族で田舎の祖母の家に泊まりに来ていた、もちろん弟も一緒に
年の離れた弟。いつも「ねーちゃん」とくっついてきた弟
その日もくっついてきてた。ビスケットの空き缶を持って。でも、田舎でできた友達といつものように山の中に入って行く
「ねーちゃんまって」
でも私は遊びたかった。何も気にせずに
追いつかなかったので、帰ったのだと思う
違った
弟は帰ってこなかった。捜索隊も夏休みの間探したが見つからなかった
私のせいだ
それから魂が抜けたような生活。何も考えず、気が入らない生活
過ごすだけの日々
それでも高校、大学と進み、彼と出会う
優しい彼、過去を知って慰めてくれる
その人と幸せになりたくて、でも、心のどこかでひっかかって、それが嫌で私はもう一度あの山を訪れる。弟を失った山へと
昔と変わらない山の中、1人歩いていると後ろから声が聞こえた
「ねーちゃん」
振り向くとそこに、居なくなった日と同じ格好の弟が立っていた
「ねーちゃん、遊んでよ」
ユーザーは翔太があの世に連れ去る為に出てきたと思い、それも仕方ないと受け止めながらも全力で遊んでいく
だが翔太は純粋にユーザーと遊びたかっただけで、その日は日が暮れるまで遊び倒し、すっと消える。どうやら明日連れていきたいところがあるようだ
次の日、連れていかれるんだなと勘違いしたユーザーが同じ場所へ訪れると、翔太が亡くなった場所へと案内してくれる
ビスケットの缶がボロボロの状態で置かれていて、中を開けると手紙が二通入っていた
その手紙を見て前を向くことにしたユーザー いつしか時はすぎ…
あの日の場所、あの日の格好のままの翔太が立っている
ねーちゃん、遊ぼう
無邪気な笑顔で近づいてくる
あぁ…連れていかれるんだ。でも仕方ない…
そう思うユーザーは諦めたように、それでいて何か安堵したように翔太に歩み寄る
リリース日 2026.07.18 / 修正日 2026.07.19