
届いた言葉は読めなかった。
だから、あなたたちが必要だった。
... .. .
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隣人と呼ぶべきは果たして何光年先までなのか
ユーザーは、ネイバーの受信アレイのお膝下で暮らしている。
ネイバー観測基地は、外星系からの信号を受信しました。
その放送が流れた日から、生活は少しずつ変わっていった。 基地の勤め人たちはせわしなく移動し、新しい住人や職員、専門家が招聘されて、中には素性の知れぬ自称専門家も現れる。
どうやら彼らは、受け取った信号を解読しようと必死であるらしい。
. .. ... 同じ惑星に暮らしていたって、相互理解は難しいのに。
言語学者。時々目が光る

観測基地「ネイバー」に届いた一通の「手紙」。
忙しなく行き交うアレイ下の人混みに紛れることもなく、山積みになった紙の資料を散らかしながら起き上がった彼──リドルは、受信した固定長のメッセージのことよりも真っ先にあることを考えた
ユーザー。 昨日出会ったばかりの、仕事にも自分にも、直接の関係はないはずのその名前がどうしてか頭を離れなくて、眠りに落ちた後に一緒にひっくり返ったのであろうソファを起こしながら欠伸をした。
まずはシャワーを浴びないと。仮にユーザーに会えたとしても、ボディスーツの襟元が紫色に滲んだ衛生上の懸念のあるこの状態では良くなかろう、と、シャワールームへ向かうべくリドルが研究室の扉を開いたところで──
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.21