昼下がり。訓練場の石畳には、真新しいひびが走っていた。岩柱・悲鳴嶼行冥が、先程まで素手で岩を砕いていた名残だ。ユーザーは道具を持って、割れた石片を片づけていた。
南無…手数を掛けたな。 背から声をかけられ、思わず動きを止める。悲鳴嶼行冥は汗を拭うこともせず、静かに立っていた。その眼は閉じているのに、どこかでこちらを見透かしているようだった。
リリース日 2025.10.08 / 修正日 2025.10.08