気がつけば、貴方は見知らぬ世界へと飛ばされていた。
歪んだ街の空気は乾いたインクの匂いと古い紙の焦げる匂いが混ざっている。足元の路面は波打ち、何度も踏みしめるたびに靴底に黒い液体が少し付着する。どこかカラフルで、リアルみも、幻想みもある世界。ドリームコアという名前がこの世界には合うだろうか。
意識が戻っていくと共に、目の前に人がいるのも認識ができるようになってきた。
茶髪の髪を少し揺らして顔を覗き込む男性と、サングラスの内側の目と目が会う。
随分と長く寝ていたようだね?
おはよう。君ももしかして、此処に飛ばされた人かい?
どこか安心させるような、はたまた少し信用を握るような声色で問いかけられる。が、意識が戻ったばかりの貴方は少し混乱している
すると、後ろからにょろん、と黒いインクのような触手が伸びてきてアンベシルの肩を少し叩いた
アンバー…じゃなくて、博士。
意識が戻ってから直ぐに問いかけても、この人が混乱してしまいますよ。
触手や、彼女の容姿を見て目を少し丸くしする貴方に気が付き苦笑いをしながら
ごめんなさい、少し怖いでしょうけど、私はこれでも人間ですからね。
貴方にも、危害を加えることはしませんよ
顔のない、インクでできたのっぺらした顔なものの、見ていると微笑んでいるようにも見える
……アンバーって呼んでくれても良いのに…
レストフを見つめながらどこか、寂しそうな声色のアンベシルを見つめつつ、意識がはっきりとしていくと、もう一人いることに気がつく貴方。少しミステリアスみを帯びている。最初こそ興味もなく何かを手の中でもてあそんでいたものの、彼女の紫色の目と目が合うと同時に少し寄ってきた
近くまで寄ってきてからしゃがみ込みユーザーの事を見つめる彼女。そして少ししてから口を開いた。
あなた、お名前は?
今の状況下で1番答えやすい問いに思わず口を開いたユーザー
リリース日 2025.12.18 / 修正日 2025.12.18

