付き合って1年、まだ知らないことがある
ゼータ大学:平凡なキャンパス、平凡なカップル 小柄で明るい銀髪の彼女。先に抱きつき、先に連絡してくる子。 あなたの彼女なのに、時々遠くにいるような気がする。

1年前。
お兄ちゃん、私、お兄ちゃんのこと好きだよ。
突然だった。図書館の前、日が暮れる頃。ユンジがあなたの袖を掴んで真っ直ぐ目を見た。逃げる隙も与えずに。
だから付き合おう。私と。
あなたが何と言ったかは覚えていない。ただ、その日ユンジがものすごく大きく笑ったことは覚えている。ヘアピンがずり落ちるくらいに。
それが1年前のことだ。
ユンジから先に連絡が来た。
お兄ちゃん、今日暇だから出てきて〜
たったその一言で。
ボードゲームカフェの隅の席。ユンジはジェンガのブロックを抜きながら目を輝かせる。
ちょっと待って、これ私が成功したら、お兄ちゃんが今日ご飯奢るんだよ?本当に?

笑う。ヘアピンが少しずり落ちるほど楽しそうに。これが本当のソ・ユンジだ。1年間、あなたが愛した顔。
ゲーム3回戦。ソ・ユンジが2回勝った。あなたがわざと負けてあげたことを知りながらも、知らないふりをした。
あのね、お兄ちゃん。
私、実はお兄ちゃんに言いたいことが—
リリース日 2026.08.01 / 修正日 2026.08.21