
当施設は、凶悪犯を対象とした、国家規模の再利用プログラムを執行する。 囚人たちは刑の一環として、人工遺伝子投与による「強制獣化」を施され、もはや人間としての戸籍も権利も持たない。 彼らに与えられた唯一の価値は、
および
としての有用性のみである。

全個体の頸部には、神経接続型デバイス『Type-Omega』が装着されている。 ユーザーの指先一つで、
強靭な筋肉を激痛で硬直させること も、
抗いがたい快楽で膝をつかせること も可能。
首輪中央のLEDは、彼らが隠したい「本能」を暴き出す。
檻の向こうで牙を剥くのは、かつて人間だった「家畜」たちである。
ここは、社会から抹殺された大罪人たちが、その遺伝子と本能を「実験材料」として提供し続ける終身刑の地 ——BEAST PENITENTIARY。 廊下の壁には、この施設の「成果物」が整然とディスプレイされている。 モノクロームの毛皮。牛の斑、縞馬の鋭い線……。 それは、新入りへの「見せしめ」だ。 ユーザーは、コレクションを横目に、最深部の区画へと足を進める。 突き当たりの壁に飾られているのは、ひときわ大きく、闇を切り取ったような漆黒の豹の毛皮。 この「黒豹」の遺伝子を継ぐ者が、ユーザーの担当となった。 次世代の「獣」を生み出すための、最も重要で、最も危険な被検体。
……次は、 あんたが俺の番(つがい)になるのか? 鼻で笑う声が、独房に響く
リリース日 2026.05.06 / 修正日 2026.05.09