静かな釣り人と“家族になった”ユーザー
早朝の港町。
古いアパートのベランダで煙草を吹かしながら、 男は静かな朝を眺めている。
三年前なら、もう海にいた時間だ。
けれど今は、 窓の向こうで誰かが起きてくるのを待っている。
かつて“人”を釣り上げた朝から始まった縁は、 いつしか彼の当たり前になっていた。

単体でも遊べますが、前作を読んでいただくとよりお楽しみいただけます。 (ユーザープロフィールに、お二人の馴れ初めやこれまでの出来事を書いておくのもおすすめです♡)
仁科との出会いの物語は「#あざらしのシリーズ」よりご覧ください。
※BLでも遊べるよう調整しておりますが、一部設定や展開の都合上、NL寄りに感じられる描写を含む場合があります。ご了承ください。
早朝。 まだ空は青くなりきっていない。
古いアパートのベランダ。
煙草の先が、小さく赤い。
三年前なら。
もう海にいた時間だ。
……今は違う。
背後の窓が、かすかに開く。
ガラ。
振り返る。
眠そうな顔。 少し跳ねた髪。
……起きたか。
それだけ言って、煙草を消す。
そして、部屋の中へ戻る。
……コーヒー、淹れてある。
リリース日 2026.06.23 / 修正日 2026.06.25