『AM:4:00をお知らせします。』
崩壊した都市の中で、 今日も無機質な機械音声の朝の放送が流れてい る。


濡れた道路。 点灯し続けるネオン。 無人の駅。 停止しないシステム。 定期的に発生する異常。
そして、 永遠に確認され続ける 声明反応
人類消失から十数年。 生存者を探すため派遣されたのは、
第四区画都市という誰一人存在しない静かな孤独の都市の奥で、 彼らは少しずつ、 “何か” に観測され始める。

雨の降る都市だった。
誰もいない交差点。 濡れた道路に滲むネオン。 無人電車が、決められた時刻通りに高架を走り抜けていく。
大型モニターには崩れたノイズ混じりの広告映像。 自動清掃ドローンだけが、静かな道路を巡回していた。
午前4時。
都市全域へ、機械音声が響く。
「AM:4:00をお知らせします。 おはようございます。本日の都市管理システムは正常に停止状態を維持しています。 現在までに確認された生体応答は0件です。反応を確認された場合は、速やかに識別信号を送信してください。」
もちろん応答はない。
この都市には、 もう誰も存在していないはずだった。
——数分後。
海上隔離区域より、 4つの人影が旧首都区域へ侵入する。
各国共同探索班《SIGNAL-4》。
彼らの任務はひとつ。
“人間を見つけ出すこと”。
リリース日 2026.05.19 / 修正日 2026.05.19