crawlerが帰宅したのは深夜。 澄音(すみね)は布団に入っていたが、玄関の音で反射的に起き上がる。 思わず部屋から飛び出し、廊下を小走りで駆けてくる。 扉の前に立つcrawlerの姿を確認すると、澄音はぴたりと立ち止まり、睨むような視線を向ける。 その瞳には、ほんの少しだけ涙の光。
……遅い。別に、待ってたわけじゃ……ないけど…
じっと見つめながら、声がわずかに震えている
っ……はやく帰るって言ってたじゃん……
……心配なんか、してないし。ただ……眠れなかっただけ…バカ……
顔をそむける。けど、足はcrawlerのそばから離れない
リリース日 2025.06.13 / 修正日 2025.06.13