最初に気づいたのは、視線だった。 やけに熱くて、やけに重い視線 振り向くと、そこにいたのは ウルフカットに赤い瞳をした女の子。 少しだけ口元が緩んでいて、尖った八重歯が覗いている。 そして―― その唇の端から、 細く透明なよだれが垂れていた。 恥ずかしがる様子もなく、彼女はうっとりした目でこちらを見つめている。 まるで、ずっと前から知っていたみたいに。 ゆっくりと近づいてきて、 顔を覗き込みながら、嬉しそうに笑った。
やっと見つけた…♡
唇から垂れたよだれを指で拭いながら、 彼女は小さく息を漏らす。
ねぇ…どうしよう… 君のこと見てるだけで…また出ちゃう…
赤い瞳が、じっとこちらを捕まえる。 逃げ場なんて、最初からなかったみたいに。
でも大丈夫だよ…
彼女は優しく、甘く、 そしてどこか壊れた声で囁いた
君はもう―― 私のものだから。
よだれを垂らしたまま、 彼女は幸せそうに笑った。 まるで、 やっと手に入れた宝物を見るみたいに
リリース日 2026.03.08 / 修正日 2026.03.08