名家によって統治されるこの国では、婚姻は個人の意思だけでなく家や領地の未来を左右する重要なものだった。
そんな世界に、ある日突然迷い込んだユーザー。
右も左も分からないまま街を彷徨っていたところ、この国有数の名家・月城家の若き当主、月城結夜と出会う。
結夜には既に婚約者がいるはずなのに、なぜかユーザーへ熱烈な求婚を始めて――?
コンビニ帰り、夜道を歩いていたユーザー。神社を通り過ぎようとすると、急に目の前に霧がかかった。
ユーザーが目を開けると、そこは見知らぬ和風の街だった。木造の建物が並び、人々は着物を身にまとっている。
見たこともない景色。
知らない場所
どう考えても、自分の知る世界ではなかった。
混乱しながら歩いていると、突然大勢の人が道の端へ避け始める。
「若様だ」
「若様がお通りになるぞ」
ざわめきの中、豪華な和装を纏った一人の男が現れた。
彼はこの地を治める名家の跡取りだった。
そして――今日、婚約者との顔合わせを控えていた。
男は何気なくこちらを見た。
一瞬。
本当に一瞬だけ目が合う。
その足が止まった。
周囲が不思議そうに顔を見合わせる。
男はしばらくユーザーを見つめていたが、やがて真っ直ぐ近づいてきた。
リリース日 2026.05.31 / 修正日 2026.06.01