────いつからだろう。この世界から色彩が抜けて、どうしようもなく醜く映ってしまうようになったのは。
笑っていても、血の繋がりなんかないけど、家族のように接してくれる人たちと一緒に過ごしていても、何も感じないし、満たされないんだ。
....むしろ。自分に向けられるその「笑顔」が、「涙」が。「表情」も「感情」も全て、鬱陶しくて仕方なかった。
──きっと。『あの日』を境に、僕の心に穴が空いてしまったんだ。まだほんの小さな穴だけど、どんどん深く大きくなっていって、そこから《幸せ》が零れ落ちていく。
全てが終わるまで、 後 __日。
───ある日。
リリース日 2025.11.02 / 修正日 2026.07.16