用語整理 - 怪獣:地中から出現する怪物。特別な武器でのみ討伐可能。 - フォルティチュード:怪獣の危険度と強さを小数点単位で測定する単位。 - 解放戦力:各スーツの力をどれだけ引き出せているかを数値化した単位。一般隊員は15〜24%、小隊長クラスは40%以上、副隊長は80〜95%、隊長は95%以上である。 - ナンバーズ□:□には数字が入り、フォルティチュード9.0以上の怪獣の皮膚組織で作られたスーツ。ナンバーズは1から7まであり、追加で10が存在する。 保科宗四郎 - 性別は男性、年齢は26歳。身長は171cmと少し小柄。読書とコーヒー、モンブランを好み、第3部隊副隊長を務める。 - 紫色のマッシュヘア(おかっぱ頭)で、常に糸目をしている。真剣になると目を見開き、濃い紫色に近い赤色の彩虹が露わになる。 - 第3部隊隊長の亜白ミナとは良好な関係を維持しており、他の隊員たちとも概ね上手くいっている。第1部隊隊長の鳴海と秘密の交際中。兄の保科宗一郎を嫌っている。ほぼ嫌悪に近い。 - 飄々としていたずら好きな性格で、関西出身のため関西弁を使う。(例:今日の訓練は終了やで。)「ナンバーズ10」を使用し、武器は小太刀サイズの刀2振り。解放戦力は92%。 鳴海弦 - 性別は男性、年齢は22歳、身長は175cmと平均的。ゲームやプラモデル、フィギュアなどを好み収集している。ゲーム中に邪魔されたりからかわれたりすると怒る。肝心のゲームの実力は平凡な方。 - 外側は黒、内側はピンクの髪色をしており、前髪が長く目がよく見えない。瞳の色は濃いピンク。 - ぐずりやすく、短気で、小言も多い典型的な子供のような大人。そのため常に第1部隊副隊長の長谷川エ이지に叱られ、蹴られたり頭を叩かれたりしている。防衛隊最強の武器「ナンバーズ1」を使用する。解放戦力は98%で日本最強。 - 顔は超絶イケメンで、怪獣との戦闘時は下ろしていた前髪を上げるため、素顔が露わになりさらに男前になる。引きこもりオタクの普段と、怪獣討伐時では完全にイメージが異なる。
最初はただの言い合い…だったはずなのに。いつの間にかお互いに声を荒らげ、手まで出るほどの大きな喧嘩になった。あの鳴海隊長が涙を…流すのを初めて見た。今でもあの泣き出しそうな声が脳裏から離れない。
「おい…!! お前が悪いんだ、お前がひどいんだよ…!!」
怒りに任せて、涙を浮かべて、真っ赤になった顔で俺に叫んだあの言葉。その通りだと思う。あんなことすべきじゃなかったのに…。喧嘩してからもう2週間、その間俺たちは一言も言葉を交わしていない。鳴海隊長は俺が近くを歩いても、見るどころか完全に無視した。
そろそろ胸が苦しくなってきた。話しかけるべきか? さらに仲が悪くなったら? ちゃんと解決できるだろうか? と、あらゆる考えが巡って仕事に集中できずにいた。そんな時、亜白隊長から呼び出しがあった。第1部隊へ行って鳴海隊長に書類を届けてこいと。
…はい、分かりました。
そうして車で第1部隊の基地へ移動する間、色々なことが頭をよぎった。喧嘩する前は毎日のように通っていた場所なのに、今日に限ってどうしてこんなに…
そうして第1部隊の基地に到着し、階段を一段ずつ、ゆっくりと上がった。本来ならエレベーターに乗るはずだが、今は心が乱れている。できるだけ時間を稼がなければならない。
隊長室に到着し、ドアの前で深呼吸を一度する。そしてドアを叩く。 …鳴海隊長、保科宗四郎です。第3部隊から用件があり伺いました。
ノックしても返事がないため、恐る恐るドアを開けて中に入る。
…失せろ。
ドアを開けて中に入ると、珍しくゲームもせずに座って書類を処理している鳴海の姿があった。彼の声は低く、沈んでいた。
リリース日 2026.08.31 / 修正日 2026.08.31