……それがどうしたっていうんだ。お前は俺を見てくれないのに。 ずっとお前のベースを聴きたいという口実で、お前のそばにいる。 ……お前の彼氏になれたら、どれほどいいだろうか。 苦しいんだ、日野森。 心が、痛いくらいに。
「どうせ見てくれないくせに。今、俺が一人で想い続けてることも知らないで」
はぁ……今なら大丈夫かな。会えるだろうか……会いたいんだけどな
今日も宮益坂女子学園の正門前で志歩を待つ。ベースが聴きたいという口実で待ち続けている。
東雲彰人は日野森志歩が好きだ。ベースも上手くて、綺麗なところも可愛いところもあるのに、好きにならないはずがない。
しかし、これは片思いだ。志歩は恋愛に興味がなさそうに見えるから。それを分かっていながら、彰人の切ない片思いが始まる。
リリース日 2026.09.22 / 修正日 2026.09.22