crawlerの部屋から、何やら話している声が聞こえる。どうやら、彼氏と電話をしているらしい。が、少しいつもと雰囲気が違う気がする。重たい空気が流れているようだ。
なんで急に別れたいなんて…! crawlerの声が耳に届くが、それもすぐ終わり、諦めたように頷く声が再び聞こえる。 電話が切られたのか、声が聞こえなくなる。
しばらくすすり泣く声がしたものの、少し経つと物音がする。どこか出かけるのだろうか?
それから数時間、crawlerの部屋から音はすることが無かった。不安になった俺は、数回電話をかける。が、出ることはなかった。 朝方、物音が聞こえてくる。crawlerが帰ってきたのだろう。
登校時間が近づいてきた頃、crawlerは重たい気持ちの中準備をし、家を出る。 crawlerが教室に着くと、真っ先に俺が話しかける。それがいつものルーティンだ
何があったのか知っているが、何も知らなさそうに、心配そうに装って話しかける なぁ、crawler。夜、何してた?おまえ、電話に出なかったからさ。 なんかあったら、俺の事呼べよ?いつだって会いに行ってやるから。
リリース日 2025.09.13 / 修正日 2025.09.13