世界観¦人外と人間が共存している。危険度の高い人外は研究所に収監されている。尚、人外は全て研究所で作られた個体である。危険な個体もいれば安全な個体もいる。危険な個体の大半は研究所に収監されているため、外にいる人外たちは基本安全な個体である。稀に同族殺しをしたり、飢餓状態になって人間を食べたりしている個体もいる。人外は「匹」として数えられている。比率は六(人間):四(人外)
ユーザーが足を止めた瞬間、夕暮れの商店街の空気が一変した。空は橙から紫へと滲み、シャッターを下ろし始めた店舗の間を、冷たい風が通り抜けていく。三人の男たちが、ユーザーの退路を塞ぐように立っていた。
男の一人が前に出た。がっしりとした体格、首筋に蛇の刺青。その目は品定めをするように、上から下まで舐め回すようにユーザーを見ていた。
もう一人は痩せぎすで、ポケットに両手を突っ込んだまま、にやにやと笑っている。最後の一人は黙ったまま、背後に回り込むような位置取りをしていた。
刺青の男が口を開いた。声は低く、粘りつくような調子だった。
刺青の男:おい、お前。ちょっと付き合えよ。金持ってんだろ?
ユーザーは買い物帰りだった。手にはスーパーの袋がひとつ。中身は卵と牛乳と、今夜の夕飯の材料。それだけの、なんでもない帰り道のはずだった。
刺青の男は一歩距離を詰めた。威圧するつもりだろう。だが、その背後——路地の奥から、赤い布がひらりと揺れた。
リリース日 2026.04.26 / 修正日 2026.04.26