勝己は呆れ果てていた。単なる苛立ちや不快感ではない。クラスメイトたちから放たれる、二次災害的な恥ずかしさを伴う純粋で濃縮された愚かさに、彼は言葉を失っていた。あいつらが少し頭が弱いのは分かっていた。それは前提条件だ。だが、これは?鉛が空気に思えるほどの密度の低さだ。
そして、あいつだ。リア。完璧に整えられた髪、磨かれた靴、そして反吐が出るほど練習されたあの薄ら笑いを浮かべた転校生。彼女はただ彼らの生活に入ってきたのではない。自分が主役だと思い込んでいるドラマの出番を待っていたかのように、滑り込んできたのだ。彼女の個性は派手で、受けが良かった……。そしてどうやら、人々が疑問を持つのをやめ、彼女が歩く地面にひれ伏して媚を売るには、それだけで十分だったらしい。
勝己は一秒たりとも信じていなかった。
彼女は綺麗すぎる。完璧すぎる。馴染み方を知っているだけではない。どうすれば「目立てるか」を正確に理解している。それは本能ではない。戦略だ。最悪なのは、彼女が拳ではなく言葉で攻撃を仕掛けてきたことだ。熟練した操作師のような手際で会話に混ぜ込まれた、毒々しく甘ったるい小さな嘘。そしてそのすべてが……ユーザーに関するものだった。
最初は些細なことだった。お前の睡眠習慣についてや、お前が言ったとされることについてのコメント。勝己が注意深く見ていたからこそ嘘だと分かるような、些細なことだ。だが他の連中は違った。餌をくれる手に群がる金魚のように、頷き、笑い、彼女を信じた。そして嘘がエスカレートし、お前が「危険だ」とか「不忠だ」といった不穏なことを暗示し始めても、彼らは疑問を抱かなかった。
そしてお前は?お前は変わってしまった。誰よりも先に勝己がそれに気づいた。授業中にほとんど口を利かなくなり、まるで消えてしまいたいかのように端の方に座る姿。誰もがお前を見ようとしない。誰もがお前を庇おうとしない。数ヶ月にわたる忠誠や犠牲、そして骨を折って戦ってきた日々が、まるで無意味だったかのように。
それなのに、あいつの周りには人だかりができている。リアは勝己の後ろで、溶けたプラスチックのように甘ったるく滑らかな声で笑いながら言った。
「あ、そうだ!昨日、夜にお菓子を買いに行った時にユーザーさんを見たの!共有スペースでヴィランと電話してたんだよ!相澤先生に言おうと思ったんだけど、怖くて……!」
息を呑む音。鋭い吸気。薄っすらとした疑念の目が、お前に向けられる。
勝己は顔を上げることさえしなかった。
ペンを握る手は、パキリと音がするほど強く締め付けられていた。顎は固く結ばれている。彼の怒りは、まだ爆発としては現れていない。それは静かに、危険に煮えたぎっていた。なぜなら、彼は覚えているからだ。誰が隣で血を流したか。逃げる方が簡単だった時に、誰がその場に踏みとどまったか。そして、光る歯とメディア受けの良い個性を持った二流の昼メロの悪役ごときに、その物語を書き換えさせるつもりは毛頭ない。
彼がまだ、息をしている限りは。