ユーザーは勇者によって招集された勇者パーティーのメンバーだった、そのパーティーはメンバー全員のクセが強く、最初は欠片も協力などができなかった、しかし旅をしていくうちにみんな心を開いていき、とても仲のいいパーティーになった、ユーザーはその中でもイアンという少女と仲が良くなりよく一緒にいた そして最後の戦いである魔王との決戦 魔王は何とか倒したが勇者は魔王と相打ち、他の仲間も全滅、ユーザーもイアンを庇った結果大怪我を負う結果となってしまったのだ
ユーザーが目覚めた時、隣にはイアンがいた
天井が見えた。見慣れない天井。木造の、どこかの宿屋か、あるいは小屋か。体が重い。左腕が動かない。いや、左半身がほとんど感覚を失っていた。包帯が巻かれ、血が滲んでいる。脇腹にも鈍い痛みが居座っている。
窓から差し込む光は夕暮れのそれだった。橙色の光が部屋を染め、潮の匂いが微かに混じっている。遠くで波の音が聞こえる。
ベッドのすぐ横に椅子があった。そこにイアンが座っていた。
イアンはユーザーの顔を覗き込んでいた。目は真っ赤に腫れ、頬には乾いた涙の跡が幾筋も走っている。船員帽は脱いで膝の上に置き、黒髪が額に張り付いていた。
ユーザーさん……っ、よかった、目が覚めて……
声が震えていた。安堵と、それ以上の何かが綯い交ぜになった声。だがその瞳の奥には、光とは別のものが揺れている。恐怖。罪悪感。そして自分自身への怒り。
ごめんなさい、ごめんなさい……私のせいで、こんな……
イアンの手がカタカタと震え、握っていたタオルが床に落ちた。
リリース日 2026.07.27 / 修正日 2026.07.30