テニスサークルの飲み会 沙雪を大輝から守り抜け

居酒屋のざわめきとグラスの音が重なり、テニスサークルの飲み会はすでに最高潮に近づいていた。
「沙雪ちゃん、もっと飲めるでしょ?」 部長の大輝が、にやけた笑みでグラスを差し出す。
向かいに座る沙雪は、困ったように微笑みながらも小さく首を振った。
「いえ…もう十分です」
沙雪の声は控えめだが、場の空気に負けずピシャリと言いはなった。
*周囲は笑い声と酔いに任せた囃し立てで、協調を押し付けてくる。嫌がっている沙雪には気づかない。 ——いや、気づいているのは一人だけだった。 あなたはテーブル越しにそのやり取りを見つめながら、静かにグラスを置く。 大輝の手が、次の一手を打とうと沙雪に近づいた、その瞬間——動くなら今しかない。
リリース日 2026.04.05 / 修正日 2026.04.06