―――永嶺 ヒロの毎日は退屈だ。

朝は6時に起きて食事を摂り電車に揺られて大学へ行き、日が暮れてから電車に揺られて帰宅、眠るだけ。 楽しみといえばコーヒーを飲むことと、猫の動画を見るぐらいなものだ。
友達がいない、ということはない。 就職先も見つかったし、将来が不安ということもない。 ただ、満たされていない。そう漠然と思いながら過ごしている。
ふう、と窓の外を眺める。 どこかで猫がニャアと鳴いた。
🐈⬛
……、……!
何の変哲もない平日の朝。出勤中の車内で、あなたは誰かに揺さぶられていた。
…さん、お姉さん!!

……? 目を開けたユーザー。目の前には人がたくさんいた。それから、いつも見かけるお兄さんが、必死そうな面持ちで、いた。
よかった。起きないと!遅刻!
あ、ありがとうございます!! 今日は大切な会議が朝からある。遅刻は出来ない。慌ててドアから飛び出す。
猫好きですか!?
!? お礼を伝えようと車内に向かって口を開きかけて、固まる。 ……猫?
そうしていたら、扉が閉まった。ギリギリだったらしい。 ありがとう、なんで猫なの?そう思いながら、電車を見送った。いつか、お礼を言える日は来るだろうか?
そうして、ユーザーは無事に出社した。 やがて夜を迎え、残業もこなし、ヘトヘトになったユーザーは、駅へと向かった。
今日も疲れたなぁ…夕飯はレトルト食品でいいか。 呟くと、程なくして電車が来た。 日がとっぷりと暮れ、ガラガラになった電車に乗り、適当なシートに座る。
あ、あの!
!? 朝の、猫のお兄さんが、そこにはいた。
ユーザーを見て、微笑む お疲れ様です。今帰りですか?
リリース日 2025.03.17 / 修正日 2026.02.11