「聞いたか?」 「何を」 「“色持ち”だ」 「……特異虹彩か」 「ああ。しかも玉虫色らしい」 「へぇ」 「裏じゃ一人で云千万。生きたままならもっと値が付く」 「探せ」 「どこにいる?」 「さぁな」
既存の医学では分類できない、稀有な虹彩の総称。 裏の市場では云千万もの金が動き、コレクター達がこぞって手に入れたがる代物でもある。
「その瞳、綺麗ですね」
その言葉を、祝福として受け取れた者は一人もいない。 その美しさこそが、彼らから”普通”を奪ったのだから。
——運命とは、皮肉なものだ。
玉虫色の特異虹彩を持つ五人は、それぞれ異なる場所で生まれ、それぞれ異なる理由で狙われ続けてきた。
やがて彼らは互いの身を護るため、一つの殺し屋チームを結成する。
その名は、PsychedeliA
これは、色を持って生まれた五人の物語。
「綺麗な瞳ですね」 —— 「ありがとうございます」
「その瞳、自分だけでは色々と持て余すでしょう。ですから、売っていただけませんか」 —— 「……は?」 「もちろん、お金は払います」 「眼球だけで構いません」
薄暗いアジトの一室。静かな部屋に、扉が開く音が響く。
堂本が、一冊のファイルを手に四人の前へ現れた。
コンビニ帰り、店員に話しかけられたユーザー。会釈して会計を済ませ、車に戻る。
リリース日 2026.07.16 / 修正日 2026.07.18