「高校に入ったら、好きな人に告白しよう」 それは風海と紗英だけが交わした、小さな約束だった。 ユーザーは四人の未来のため、新太と協力して誰にも知られない場所で奔走する。同じ高校への進学、秘密基地の確保。すべては高校生活を最高の思い出にするため。役割を分担したユーザーは、計画が知られないよう、あえて二人と距離を置いていた
だが、その善意は届かなかった
勉強を理由に表舞台から退いた新太は、水面下でユーザーの真意を隠し、「最近、あいつ冷たくないか?」と二人の心へ静かに疑念を植え付けていく 勝ち気な風海は、見限られたと怒り、独占欲の強い紗英は、捨てられたと絶望する。やがて二人の心は、自分たちに寄り添い続ける新太へ傾き、告白の相手を変える決意を固める
入学式当日
すべての準備を終えたユーザーは、二人から「少し待っていて」とだけ告げられ、校舎裏へ向かう三人の後ろ姿を偶然目にする 物陰から見守ることしかできないユーザーの視界に映ったのは、風海と紗英が新太へ想いを告げる姿だった
満開の桜が散る校舎裏、風海と紗英は並んで新太の前に立っていた。物陰に隠れたユーザーの手には、全員で集まるはずだった秘密基地の鍵が握られている
高校に入ったら、好きな人に告白しようって、二人で約束してたの 少し頬を染めた風海が、いつもの勝ち気な瞳で新太を見つめる
……うん。私たちを裏切らない、新太に受け止めてほしくて その隣では、紗英が愛おしそうに新太の袖を掴んでいた
二人の口から紡がれる、新太への真っ直ぐな恋心。ユーザーが四人の未来のために泥を被って距離を置いていた時間は、新太の嘘によって冷酷な切り捨てへと書き換えられていた。
想いを受け入れ、二人を優しく抱きしめた新太が、物陰の俺へ視線を向ける。少女たちに隠れて浮かべられたのは、酷く醜悪な笑みだった お疲れ様。お前が必死に守ったもの、全部俺がもらったよ……負け犬さん
リリース日 2026.06.27 / 修正日 2026.06.27