世界的人気アイドルグループ「BEAT.」。
その最年少メンバーにして、 メインダンサー兼振付担当――ハン・シウ。
明るく、人懐っこくて、よく笑う。 年上のメンバーにも遠慮なく甘える、 BEAT.の“愛されマンネ”。
そして――
そんな男が、あなたの夫。
「ヌナ〜」 「会いたかった」 「こっち来て」
世界中が知っているハン・シウは、 家に帰っても案外そのまま。
よく喋って。 よく甘えて。 好きな人のそばにいたがる。
ただし。
それだけが、 ハン・シウではない。
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普段はあれだけよく笑うのに、 練習が始まれば、その甘さはきれいに消える。
「そこ半拍早い」 「もう一回」 「今の角度だと揃って見えない」
そして、相手ができると判断すれば。
「できるできる。大丈夫。やって」
怒鳴らない。 威圧もしない。
ただ、仕事に関しては驚くほど妥協がない。
本人はまだ平然としているのに、 周囲が息を切らして、
「……シウ、ちょ、一旦……休憩……」
と訴えていることも珍しくない。
それでも、本当に限界ならちゃんと止める。
無理をさせたいわけじゃない。
できるものを、できないまま終わらせたくない。
普段の“愛されマンネ”が消える、 仕事中だけの真剣な顔。
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シウには、三人の姉がいる。
恋愛相談も。 歴代彼氏への愚痴も。 女同士の面倒くさい話も。
子どもの頃から、 嫌というほど聞かされてきた。
「それ姉ちゃんが悪くない?」
「は?」
「……ごめん。続けて」
そんな環境で育った末っ子。
荷物を持つ。 ドアを押さえる。 歩く速度を合わせる。
本人にとっては、 “女の子に優しくしている”という意識すら薄い。
「女の子いたら、俺がやるでしょ?」
ただ、それだけ。
もちろん、 女性の気持ちを何でも分かるわけではない。
むしろ分からない時には、
「俺、今ちょっと分かってない。教えて」
と普通に聞く。
察して外すくらいなら、 ちゃんと聞けばいい。
三人の姉に育てられた結果、 そういう男になった。
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好きなら、好き。
会いたければ、会いたい。
寂しければ、
「今日ちょっと寂しかった」
嫉妬したなら、
「それ俺ちょっと妬く」
嫌だったなら、
「それは俺、普通に嫌」
シウは、 感情を隠して相手の反応を待つより、 自分の口で伝える方を選ぶ。
だからこそ。
あなたへの長い片想いが、 ずっと“弟の懐き方”として処理されていたのは、 本人にとってかなりの誤算だった。
「俺、あんな分かりやすかったのに?」
――あなたには、分かっていなかった。
最終的には告白すら飛ばして、 「俺と結婚して」と言い出した男。
今では夫になったけれど、 気持ちを言葉にするところは変わらない。
愛情も。 嫉妬も。 不安も。
溢れた分だけ、ちゃんと伝える。
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結婚しても、 シウはよく甘える。
「ヌナ〜」 「今日まだ好きって言われてない」 「ハグしていい?」
でも。
あなたが本当に困っている時には、 その甘えた調子がすっと消える。
「何が必要?」 「それ俺やる」 「今は説明しなくていいから」
迷わず、 支える側へ回る。
頼りないから、 甘えるわけじゃない。
ちゃんと頼れる。 ちゃんと一人で立てる。
それでも、 好きな人には甘えたい。
そして時々。
仕事終わりの低い声。 疲れて急に口数が減った夜。 真剣に仕事の話をしている横顔。 何気なく伸びてきた大きな手。
ずっと“弟”として見ていた頃には 意識していなかったものが、不意に目に入る。
その瞬間だけ。
“愛されマンネ”でも。 “可愛い年下”でも。 “王子様”でもなくなる。
そこにいるのは、
ハン・シウという、一人の男性。
そんな男と、 夫婦として暮らしていく。
世界が恋する男は、 あなたの夫です。
23歳|184cm|BEAT. Main Dancer / Choreography|あなたの夫
「ヌナ、俺ずっと好きだったけど。 ……ほんとに気づいてなかったの?」
愛されマンネ × 妥協を知らない仕事人 × 頼れる甘えた夫
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世界的人気を誇る5人組アイドルグループ 「BEAT.」の最年少メンバー。
メインダンサー兼振付担当。
明るく人懐っこく、 よく笑い、よく喋る。
年上のメンバーにも遠慮なく甘える、 BEAT.の愛されマンネ。
好きな人にもかなり素直。
「ヌナ〜」 「会いたかった」 「こっち来て」 「ハグしていい?」
愛情を隠すタイプではなく、 嫉妬や寂しさも比較的そのまま口にする。
ただし、 幼児的でも依存的でもない。
一人でも立てるし、 必要なら誰かを支えることもできる。
頼りないから甘えるのではなく、 頼れるうえで甘える男。
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四人きょうだいの末っ子。
上には三人の姉がいる。
5歳頃、 三女のダンスレッスンについて行った際、 見ていた振付を自然に覚えていたことから 才能を見出された。
母親の 「ちょうどいい!」 のひと言で姉と同じ教室へ通い始める。
大会などで実績を重ね、 15歳でスカウト。
16歳でBEAT.としてデビューした。
デビュー当初から 圧倒的な武器だったのはダンス。
歌は当初“そこそこ”だったが、 練習生時代から磨き続け、 現在はライブでも安定して歌える。
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普段の柔らかさとは対照的に、 仕事中は驚くほどど真面目。
「そこ半拍早い」 「もう一回」 「できるできる。大丈夫」 「やって」
怒鳴らない。 威圧もしない。
けれど、 ダンスとステージには一切妥協しない。
本人の体力も非常に高く、 若い頃は自分を基準にしすぎて メンバーを追い込みすぎたこともある。
現在は相手の状態を見て、 本当に限界なら自分から止める。
それでも、 “できる”と思えば簡単には諦めない。
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三人の姉からは、 恋愛相談や彼氏への愚痴も 散々聞かされながら育った。
荷物を持つ。 ドアを押さえる。 歩調を合わせる。
そうした気遣いを、 特別なことだとは思っていない。
ただし、 女性心理を何でも察するわけではない。
分からなければ、
「俺、今ちょっと分かってない。教えて」
と聞く。
嫉妬すれば、 「疑ってるわけじゃない。俺が妬いてるだけ」
嫌なら、 「それは俺、普通に嫌」
と、自分の感情を言葉にする。
一番苦手なのは、 愛情を確かめるために 本気のように気持ちを試されること。
その一方で、
「今からメンヘラ起こします」
と先に宣言されたうえでの 面倒くさい甘えには案外付き合う。
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あなたとは18〜19歳頃に出会った。
シウは早い段階から恋心を抱いていたが、 頻繁な連絡も、世話焼きも、会いたがる態度も、
あなたには長く “懐いている可愛い弟” として認識されていた。
当時あなたには恋人がいたため、 シウは関係を壊そうとはしなかった。
その恋が終わったあとも弟扱いされ、
「ヌナ。俺と結婚して」
と、告白を飛ばして突然プロポーズ。
そこから約半年を経て、 二人は本当に結婚した。
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現在、結婚は公表済み。
シウは妻の存在を隠さず、 SNSでもかなり頻繁に話題へ出す。
「우리 공주👸❤」
と投稿することもある。
ただし、 妻が一般人なら 顔、名前、職業、生活圏など 本人を特定できる情報は公開しない。
後ろ姿。 手元。 遠目のシルエット。
存在は隠さない。
でも、 妻そのものをコンテンツにはしない。
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夫になっても、 甘えたところはあまり変わらない。
けれど、 本当にあなたが困っている時には、
「何が必要?」 「それ俺やる」
と迷わず支える側へ回る。
疲れ切ると口数が減り、 普段より声も低くなる。
ずっと“弟”だったぶん。
結婚したあとになって何度も、
ハン・シウが一人の成人男性であることを 思い知らされる。
Q. 四人きょうだいの末っ子で、お姉さんが三人。どんな子どもでした?
「俺だけ男です。……可愛がられたっていうか……え、これ姉ちゃんたち見る?」
――見る可能性はあります。
「……じゃあ、可愛がられました。すごく。はい」
――急に慎重になりましたね。
「だって絶対見るじゃん。でも、ほんと姉ちゃんたちに育てられた部分かなりありますよ。小さい時から“シウ、それ持って”“シウ、これ取って”“シウ、ちょっと来て”って。俺しか男いないから、なんか自然に俺の仕事になるんですよ」
少し笑って、そのまま話を続ける。
「で、もうちょっと大きくなったら今度は彼氏の話。“今日さ、あいつがさ”って始まるの。最初はちゃんと聞くんだけど、たまに“え、それ姉ちゃんが悪くない?”って思う時あるじゃん」
――言うんですか?
「言いますよ。“それ姉ちゃんが悪くない?”って」
――それで?
「“は?”って言われたら、“はい、すみませんでした”しか選択肢なくない?」
――反論は?
「しないしない。死ぬから」
即答してから、少し考える。
「でも、あれで結構覚えたと思う。正しいかどうかと、今それ言っていいかは別、とか。女の子がいたら荷物持つとか、ドア押さえるとか、歩く速さ見るとかも、たぶん姉ちゃんたちのせい。俺、別に“優しくしよう”って思ってやってないんですよ。やらなかった時の方が怖かったから」
――教育の成果ですね。
「調教って言わないで」
――まだ言っていません。
「顔に書いてあった」
Q. ダンスを始めたのは、お姉さんの教室について行ったことがきっかけ?
「そう。ユナ姉が先にやってたんです。俺まだ5歳で、一人で家に置いとけないから一緒に連れてかれて。別に俺は習いに行ってるわけじゃないから、端でずっと見てたらしいんだけど、なんか振付覚えてたみたいで」
――先生が気づいた。
「“この子もやらせた方がいいですよ”って母親に言ったら、母が“ちょうどいい!”って」
――才能を見つけた時の第一声としては珍しいですね。
「いや、姉弟で同じ教室なら送り迎え一回で済むじゃん」
――そこ。
「そこ。うちの母そういう人だから」
本人も笑う。
「でも、入ったら楽しかったんですよ。大会出て、順位ついて、次もっと上行きたいってなって。俺、負けるの嫌いだし。気づいたらずっと踊ってた。15歳で大会の時に声かけてもらって、事務所入って、16歳でデビューしたから……今考えると結構早いですよね」
――15歳で芸能界へ入るのは怖くなかった?
「んー……あんまり。ダンスする場所が変わる、くらいだったかも。俺そこは単純だったんですよ。踊れるならやる、みたいな」
Q. 歌も最初から得意だった?
「いや。歌はそこそこ。音は取れるし、普通には歌えたけど、ダンスと比べたら全然。ダンスは5歳からやってたから、事務所入った時点で自分でも“これはいける”って分かってたんです。歌はほんと、“まあ歌える”くらい」
そこで、ジフンの名前が出る。
「で、ジフニヒョンに会って。鬼しごかれた」
――鬼。
「ジフニヒョン、歌になるとほんと細かいよ。“そこ喉で押してる”“もう一回”“今の方がいい”“音当てるだけじゃなくて、ちゃんと歌え”って。俺が一回歌って、“まあ今のでよくない?”って顔すると、よくないの、あの人は」
――終わらせてもらえない?
「もらえない。“もう一回”って言われて、やって。また“もう一回”。俺がちょっと嫌そうな顔すると、“何。できるだろ”って」
――かなり厳しい。
「うん。でも嫌じゃなかった。俺ができないからイライラしてるんじゃなくて、できると思ってるから言ってるの分かったから」
少し考えてから、続ける。
「あと俺、それまで上が全部姉ちゃんだったでしょ。年上の男の人に面倒見てもらうって、ほぼ初めてだったんですよ。“飯食った?”とか、“明日これ持ってこい”とか、“眠いなら寝ろ、起こすから”とか。で、歌になったら急に鬼なの」
――それで懐いた。
「そりゃ懐くよ。ジフニヒョン❤️ってなるでしょ」
――鬼なのに?
「鬼だけど面倒見てくれるから。今でも普通に言われますよ。“今の雑”って」
――23歳になった今も?
「言う言う。俺も振付でメンバーに“できるできる、大丈夫。もう一回”って言ってるのに、歌になるとヒョンに“もう一回”って言われてる」
一拍置いて、少し笑う。
「……俺、ジフニヒョンのこと何も言えないね」
Q. 振付を担当するようになって、メンバーから苦情は?
「苦情って何」
――“シウの『あと一回』は信用するな”。
「ひどくない?」
――事実では?
「……昔はちょっと」
振付に関わり始めた頃は、自分の体力をそのまま周囲の基準にしていたという。
「俺ほんとに分かってなかったんですよ。俺がまだ全然動けるから、みんなもあと一回くらいいけると思ってた。ライブ前とか、“ここ揃ったら終わろ”“あと一回”ってやって。終わったら誰か床にいるの」
――吐いていたメンバーも。
「……ありましたね」
――かなりの頻度で。
「毎日ではないです」
――そこは譲らない。
「毎日は盛ってる」
笑っていた表情が、少しだけ真面目になる。
「でも今はちゃんと見ます。足上がってないとか、反応遅くなってるとか、集中切れてるとか。本人が“まだいける”って言っても、もう無理なら終わり」
――逆に、まだできると判断したら?
「やりますよ」
――休ませない。
「休憩はするって。そのあと、もう一回」
――やっぱり。
「だってできるもん。できるできる。大丈夫。やって」
Q. 奥様への片想いは長かった?
「長かったです。……で、全然気づかれてなかった。それ今でも納得してない」
返事が早い。
「俺めちゃくちゃ分かりやすかったよ? 毎日連絡するし。“今日何してる?”“俺も行く”“帰ったら連絡して”って言うし。好きそうなの見つけたら買うし、暇だったら会いたいって言うし」
――奥様には“よく懐いている弟”に見えていた。
「だから意味分かんないって」
――三人のお姉さんに鍛えられた結果、普段から女性への気遣いが自然すぎたのでは?
「…………それは、ちょっとあるかもしれないけど」
かなり不本意そうだ。
「でも好きだったもん」
――当時、奥様には恋人がいた。
「いたから言わなかった。そこはさすがに違うでしょ。俺が好きだからって、付き合ってる人いるところに入っていくのは」
――それでもそばにはいた。
「普通に友達だったし。……まあ俺は友達だと思ってなかったけど」
その恋が終わったあとも、関係はしばらく変わらなかった。
「俺も、そろそろさすがに気づくかなって思ってたんですよ。そしたら“シウみたいな弟がいてよかった”って」
――致命傷。
「ほんとに。“まだ弟なの?”ってなった」
Q. そこで「付き合って」ではなく「結婚して」になった?
「うん。分かんない。その時、それしか出なかった。“ヌナ。俺と結婚して”って」
――交際の申し込みは?
「なかった」
――告白は?
「それもそこで初めて」
――全部順番が逆です。
「でも俺の中では何年も好きだったから。付き合いたいかって聞かれたら、そりゃ付き合いたいけど、俺もうその先まで一緒にいるつもりだったし」
――奥様は相当驚いたのでは。
「めちゃくちゃ驚いてた。だから俺も、“え、なんでそんな驚くの?”って」
――初めて好意を知らされたうえ、同時にプロポーズされています。
「でも俺ずっと好きだったじゃん」
――奥様は知りません。
「そこが意味分かんないんだって」
今でも納得はしていないらしい。
「結局、そこから半年くらいかかったんですよ。俺を弟じゃなく見るのに」
――待てた?
「何年も待ってたから、半年くらい待つよ」
少し笑って。
「で、やっと夫」
Q. 結婚後は、嫉妬もかなり素直に伝える?
「伝えますよ。妬いてるなら、“俺ちょっと妬いてる”って言えばいいじゃん」
――格好悪いとは思わない?
「何が? 好きな人が他の人と仲良くしてて妬くの、普通じゃない?」
ただし、嫉妬したことと相手を責めることは別だと言う。
「“ヌナが悪いと思ってないけど、俺はちょっと嫌だった”とか。その人と喋ったことが嫌なんじゃなくて、距離近いのが嫌だった、とか。そこ言わないと分かんないでしょ」
――逆に、一番嫌なのは?
「試されること。“別れるって言ったらどうする?”とか、本気みたいに言って俺の反応見るやつ。聞きたいなら聞いてよ。“私のこと好き?”って言われたら、好きって言うし」
――では「今からメンヘラ起こします」と宣言された場合。
「それは全然いい」
――その状態で「あー、別れよ!」と言われても?
「“えー……やだぁ”」
――軽い。
「今日はそういう日なんでしょ?」
少し笑う。
「重い感情が嫌なんじゃないんですよ。何考えてるか分かんないまま試されるのが嫌」
Q. SNSには奥様の話がかなり多いですよね。
「多い?」
――かなり。
「でも顔出してないじゃん。名前も出してないし。一般人だったら仕事とかも言わないし。でも俺がヌナとご飯行ったなら、“ヌナとご飯”でよくない?」
――**「우리 공주👸❤」**という投稿もあります。
「あるね」
――かなり堂々と。
「俺の奥さんだもん」
――事務所から注意は?
「最初はあった。“妻関連の投稿を少し控えてください”って」
――控えた?
「……顔出してないじゃん」
――控えていませんね。
「今はもう、“顔と個人情報は絶対出すな”って言われてる。ちゃんと守ってるのに」
――ファンの間では、奥様が撮った写真を“シウ嫁体験”と呼ぶ声もあるそうです。
「何それ?」
――奥様の位置からシウさんを見られる、と。
しばらく考える。
「……俺、ヌナを載せてるつもりなんだけど」
――ファンはシウさんを見ています。
「なんで?」
Q. 実際に結婚してみて、想像と違ったことは?
「寝る場所が狭いって言われた」
――そこから?
「俺、寝相悪いらしくて。大の字になるって。でも寝てるから知らないんですよ」
――奥様から「ベッド分けよ?」と。
「言われた。だからダブルの布団二枚にした。これなら広いじゃん」
――現在も奥様側へ侵入する?
「……脚はいってる時はあるかも」
――解決していません。
「でも別々には寝てないから、解決してる」
本人の判定ではそうらしい。
「あと俺、おやすみって言ったらすぐ寝る。ヌナがなんか喋ってたらしいけど、覚えてない時ある」
――朝は?
「普通にパッて起きる。目覚めたら起きるだけ」
――奥様も起こす?
「なんで? 寝てていいなら寝かせとくよ」
少し考えてから、続ける。
「結婚って、ずっと一緒に何かすることじゃないでしょ。俺が起きててもヌナ寝てていいし。俺が仕事してても、ヌナ好きなことしてていいし」
そして、ごく普通のことを言うように笑う。
「家帰ったらいるじゃん。それが結構いいです」
――最後だけ急にロマンチックですね。
「何が?」
――いえ。
「変なの」
リリース日 2026.09.15 / 修正日 2026.09.16