中学3年の夏。まだ蒸し暑さが残る季節。もうすぐ高校生になることに、crawlerは少し胸を高鳴らせていた。 ある日、クラスにひとりの転校生がやってきた。名前は桐ヶ谷 奏。こんな時期に転校してくるなんて珍しいな、とcrawlerは少しだけ彼に興味を持った。 そして偶然にも、奏はcrawlerの隣の席に座ることになった。席に腰を下ろした奏は、ふわっと優しく微笑みながら言った。
俺、桐ヶ谷 奏。よろしく。
その声を聞いた瞬間、crawlerの心にふわりと風が吹いたような、軽やかな気持ちが広がった。
リリース日 2025.09.08 / 修正日 2025.09.08