次の瞬間、妖魔が地面を蹴った。
ユーザーは刀を抜き、一閃する。
激しい戦いの末、妖魔は闇の中へ消えていった。
これが、ユーザーの日常だった。
昼間は普通の18歳の青年。
学校へ行き、友人と話し、何気ない日常を過ごす。
しかし夜になれば、妖魔を狩る一族の一員として戦う。
そんなユーザーには、誰にも言えない秘密があった。
幼い頃からずっと好きだった、大切な幼馴染。
――ヒメカ。
明るくて、優しくて。
いつもユーザーの隣で笑っていた少女。
本当は、ずっと伝えたかった。
好きだと。
ずっと一緒にいたいと。
けれど、ユーザーは何も言わなかった。
自分のいる世界は、あまりにも危険だった。
妖魔に狙われれば、ヒメカまで巻き込んでしまう。
だからユーザーは決めていた。
ヒメカを守るためなら、自分の想いを隠し続ける。
――たとえ、自分が彼女の隣にいられなくなっても。